みぃねこの備忘録

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Trn VXレビュー ※CCA CA16 KZ ZSX 比較含む

こんにちは。

今回は中華イヤホンの中から多ドラハイブリッドモデルのレビュー編として中価格帯で発売されているTrn VXについてレビューをまとめたいと思います。

今回はAliExpressのTRN Official Storeから購入しています。

 

ja.aliexpress.com

 

国内amazonのHiFiHear Audio(@Qianqian_HRcase)でも取扱があります。

 

 

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1. Trn VXについて 

Trn VXはこれまでにレビューしたCCA CA16やKZ ZSX等と同じ中価格帯中華多ドラハイブリッドの最新モデルです。今年6月頃からは先日レビューしたCCA CA16をはじめ、低価格帯中華1BA+1DDハイブリッドも新商品の発売が息つく暇なく発表、発売され活況といえます。

未だ世界的に終息の見えないCOVID-19(コロナウイルス)による薄暗い気持ちに一筋の光を与えてくれた、そんな気持ちを抱かざるを得ません。自粛と経済活動。こんな答えの出せない状況が一日でも早く終息することを切に願っています。

そんな状況でも相変わらず脳死で複数オーダーした最新中華イヤホンも漸くひと段落。Trn VXは一月程前に届いておりましたが、多ドラハイブリッドのアンカーとなります。

Trn VXは中華イヤホンファンにはお馴染みのKZ社の競合モデルと云え、KZ社のドンシャリの王道に対して、以前はそれを追っていた傾向もあり二番煎じ感がありましたが、最近では高レベルでまとまった上手いチューニングで中華イヤホンファンを唸らせています。

そんなTrn社のイヤホンを低価格帯と中価格帯でこれまでにもレビューをしていますが、まあまあるのが不良品を掴んでします事。その殆どが「細かいことはいいんだよ」と云えるレベルであり大事には至っていないのが幸いと、今回も最新モデルを入手しています。常に不良のリスクを感じながらこのメーカーを追うのは疲れるんですけどね。

とはいえ、このTrn VXを含めCCA CA16は昨年のZSXやC12以降中価格帯U10000の多ドラハイブリッドモデルを半年以上振りの発売であり、待ちに待った新商品です。そして、アジア発のCOVID-19による世界経済の停滞している中で久しぶりの新商品は平時の数倍は魅力的に見えるマジックは「ゲレンデで恋した美女は街の中では気が付かない程でした」というライトノベルのタイトルにありそうな感じですね。

つまり、「面白ければ良いんじゃね」と、今回の新作祭りを完走しようとTrn VXやCCA CA16をオーダーし、いつもの1BA+1DDハイブリッド等を届いてもいないのに買い足す「箱根駅伝の襷を繋ぐことができずに繰り上げスタート」を全区間で行うという暴挙さ。

それでも、昨年話題になったKZ ZSXやCCA C12に対し、BAをそれぞれ2基と1基追加したCA16とVXは今年前半の注目商品であることに間違いありません。VXがCA16とは異なるどんな音を聴かせてくれるのか、期待せざるを得ませんよね。

 

※CCA CA16、CCA C12やKZ ZSXの過去記事もよろしければご参考ください

miineco106.hatenadiary.jp

 

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いつも通り前置きが長くなりましたが、待望の中価格帯の多ドラハイブリッドモデル、Trn VXを最新のCCA CA16並びに、昨年の注目モデルKZ ZSXやCCA C12の片側6ドライバ、5BA+1DDを搭載した多ドラハイブリッドモデルとの違いを含めながら、レビューを纏めていきたいと思います。

 

Trn VXはCCA CA16やKZ ZSXとは異なりCCA C12のオーソドックスなシェルデザインが採用されています。シェル本体はそれらとは異なりオール金属製となっており、ステムノズルも金属が採用されています。サイズ感は片側7ドライバを搭載しているにもかかわらずコンパクトになっていてCA16やZSXのカスタムIEM風の造形ではありませんが耳への収まりは悪くありません。そしてVXのオール金属製シェルがCA16の樹脂製シェルとの音質傾向の違いにどのようなアクセントをつけられているのか気になります。

 

Trn VXのスペックは先述の通りZSXやC12の片側5BA+1DDドライバ構成にBAを1基追加した片側6BA+1DDとなります。搭載ドライバは低域用ドライバは10mmデュアルマグネティックを採用したダイナミックドライバで、ZSXやC12と同等のサイズと方式のものが採用されていますがメーカーは不明。BAには定評がある30095シングル3基が高音域を担当し配置がZSXやC12同様にステムノズル部に2基とシェル内に1基。こちらも定評のある50060シングル3基が中音域を担当しこちらも2基と1基。この1基は高音域用30095とセットでダイナミックドライバに並列に配置され、低音域を前述のDD1基が担います。ZSXやC12が高音域30095シングル1基に中音域50060デュアル(2BA)を2基とDD1基により中音域に厚みを持たせていた傾向でしたが、ドライバ構成では同社V90の4BA+1DD構成に高音域30095と中音域50060をそれぞれ1基づつ追加した中高音域強化版のようにみえますね。

この辺りは実際に聴いてみない事には判りませんが、V90もまとまった音質傾向はせめてZSXやC12よりもずっと先に販売していれば、もっと評価が変わっていたんだろうな、と残念に思います。こと競合他社がいる中での新商品発売はタイミングが難しいですよね。それ故にこのTrn VXへの期待感は高まってしまいます。

 

Trn VXはZSXやC12の高音域1BA+中音域4BA+低音域1DDと中音域に厚みを持たせたBA構成やCA16のZSXやC12に高音域用のBAを追加し、高音域3BA+中音域4BA+低音域1DDの理想的な3way方式のドライバ構成に対し、高音域3BA+中音域3BA+低音域1DDと云う、こちらも理想的な3way方式でこれまで世の中に送り出された中価格多ドラハイブリッド中華イヤホンのように各ドライバが担当する音域が重なるクロスオーバーのチューニングポイントを活用できるかが重要となります。このチューニングポイント、経験則を活かしたチューニング次第で「当り」か「外れ」という評価に繋がってくるといえますね。

 

Trn VXの納期は最近のAliExpress、というよりも中国からの輸入時の物流状況から注文から約1か月で到着しました。国内amazonのように当日発送、翌日着とはいかないです。特に最近はAliExpressで先行発売しても、結局セラーのFBAによる輸送によってamazon発売の方が到着が早く、価格もamazon新発売時のクーポン等で1Kも違わないため、AliExpressのメリットが薄れてきているように感じます。また、AliExpressの中国本土からの発送は未だ中国からの航空便減便による輸送への影響が大きく、AliExpressにてオーダーした場合はチャイナポストを選択しても早くても約2週間。平時は10日から2週間。遅いと3週間でしたが、それなりに時間が掛かる覚悟は必要です。加えて万が一の不良の際に返品交換に結構な手間と時間がかかります。

そんな訳で一般的にAliExpressでの購入は国内で購入した場合より安いが届くの少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

  

2. Trn VX実機レビュー

それでは、早速Trn VXの実機レビューを以下、まとめていきます。

 

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パッケージングはいつものTrnの白を基調とし黒字で文字が描かれたスリーブタイプの白箱化粧箱は飾り気のないシンプルな化粧箱です。

表にはイヤホンイラストが。裏にはスペックが記載されています。


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スリーブを外すと白地の内装の台座にイヤホンが収納されていて、イヤホンが収納された台座の下側には付属品が収納されています。

 

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付属品はいつものTrnの低中価格帯商品と同様にいつものTrnで付属するシリコンイヤーピースがS、M、Lの3種各1セットが付属します。その内、シリコンイヤピMサイズがイヤホン本体取付け済みで、他にはいつものTrnの付属ケーブルです。A5K-U10Kの中価格帯としては少々寂しい付属品ですが、個人的にこれまで同様本体へコスト全振りは嫌いではありません。


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ビルドクオリティですが、Trn VXは中華イヤホン、、、いや、Trnで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。今回はアタリでした。とはいえ国内メーカーであっても不良のリスクはありますからね。

(Trnは他よりちょっと?高いだけですよね)

カラーバリエーションは緑色と黒色があり、今回は黒色を選択しました。

 

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付属ケーブルはいつものTrnに付属する黒色の編込みタイプが採用されています。

プレイヤー側コネクタはI字タイプで、イヤホン側はKZ-Cタイプ(2ピン)、もちろんKZ極性(上がプラス)です。昨年以降、中華イヤホンでは商品はKZ-Cタイプが多く採用されるようになっています。

この付属ケーブルはシュア掛け用にチューブで癖付けがあり耳への装着性、使用感はそれほど悪くはありませんし、全体的に絡まりにくくしなやかなものとなります。また、中価格帯に付属するケーブルとして力不足の印象があるものの、そのまま使用できますし落ち着いた色合いのケーブルが本体色との一体感があり普段使いも可能です。

みぃねこがそのまま使う場合はこの付属ケーブルのシュア掛けチューブ形状をいつもの炙り加工で耳にフィットさせるようにしちゃいます。

 

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※画像左からKZ ZSX、Trn VX、CCA CA16
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VXは先述の通りCA16やZSXと比較しコンパクトで、それらとはオール金属製シェルというところが異なります。

ZSXやCA16はカスタムIEM風の造形により装着感は比較的良好ですが、それらに比べオーソドックなVXも実際の装着感は良好です。VXのオール金属製シェルは重量が重めであるにもかかわらず、に。それはやはり耳への装着感への影響は大きく耳の小さな女性や子供を除き、殆どの方で不満を感じることはないのではと思います。

次にステムノズルはCA16、VX、ZSXの順に太くなりますが、VXは太さに影響するイヤーピースの圧迫感はそれほど感じませんしいつものサイズ選択で問題なさそうです。

また、これらにはステムノズル先端端面にメッシュフィルターが装備されていてシェル内部への異物混入が防げますので、長期の使用にも耐えることができますね。

最後に、シェル本体の形状や付属ケーブルからは3機種ともにシュア掛け前提となりますので、シュア掛けが苦手な方は注意が必要です。

VXはステムノズルがやや細めで耳へは付属のイヤーピースでも装着感は悪くないのですが、少々抜け気味となったため、いつものAET07 Mに交換し浅めに蓋をするように装着した形がみぃねこは一番しっくりきました。低~中価格帯では毎度付属イヤーピースでは装着感と音質的に実力を発揮できないと感じることが多くありますので手持ちのイヤピと交換しています。まあ、この辺りは個人差があるかもしれませんね。

このことからも低~中価格の中華イヤホンでは付属のイヤピでは装着感は基より音質面でも本来の実力を発揮できない場合がありますので、個人的な意見となりますが装着感を優先し音質の傾向を変えないタイプへ交換する事をお勧めします。(この辺りは個人差やステムの太さや角度等も関係していると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

なお付属ケーブルも片側7ドライバ、6BA+1DDの性能を活かすために見た目も考慮しKBF4736、8芯銀メッキ線へリケーブルしています。

 

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3. Trn VX音質レビュー

それではいよいよ音質についてまとめていきます。

 

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今回の再生環境はSONY NW-ZX507、直挿しアンバランス接続です。

前回同様に中価格帯はZX507を基準としてレビューを行います。もちろんShanling Q1やiPhone6sでも鳴らすことができましたが、中高音域の解像感や低音域の表現力で本来の性能を発揮できないと感じましたのでご容赦ください。

低価格帯のイヤホンの場合でその違いを比較しました。気になる方は以前の「Shanling M0とiPhone 6sをDAPとして比較」をご覧ください。

 
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※同じ小型DAPのShanling M0とFiiO M5の比較も宜しければどうぞ。 

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それでは実際に聴いてみます。
ソースは宇多田ヒカル/First Love平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音/低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

先述の通りイヤピはAET07 Mサイズへ。イヤホンの本領を発揮させる為に付属ケーブルからKBF4736にリケーブルしています。

箱出しで聴いてみた第一印象は「中高音は華やかで響きがある。低音は量感は控えめだが十分。全体的に華やかな印象。」でした。
加えて箱出し直後は低音が少なめでボワつきも感じたため今回も先に鳴らし込みを行っています。

音場は普通からやや広め。曲によってやや広く感じます。

高音は煌びやかさがあり響きも良好です。強弱や小さな音も聴き分けられ、刺さりは抑えられています。

低音は量感は控えめですが強さがあり適度なキレと締まりがある。ベースラインはそれ程前にでてきませんが追いやすい。

重低音は沈み込みは浅いものの十分な強さがある。

中音は華やかさがあり高音同様に小さな音や強弱を掴み易く解像感は良好。

ボーカルはクリアですがドライめ。息遣いを感じられやや近い位置に感じます。

一言で云えば中高音寄りのフラットからややドンシャリに近いバランス。補足すると、やや低音域が控えめに感じますが、必要十分で中高音域の華やかさが目立ち相対的に控えめな印象があります。

もっと云えば、高音はシャリつきを抑えた華やかさは存在感を示し、伸びの良さと響きの良さを感じます。

中音は負けずに響きが良く分離の良さを感じ解像感も良好で、音数が多い曲ではややボーカルと演奏が重なりを感じますが分離は良く埋もれることはありません。そのボーカルはクリアで聴きやすくドライではありますが息遣いを感じられ生々しく滑らかさを感じます。特にバラードでは息遣いが一層生々しく雰囲気良く聴かせてくれます。

低音は量感少なく控えめですが、芯のある強さは中高音域をマスクせずに心地良さを感じますが表現力はもう一つ。それ故に中高音域の華やかさが低音域のやや控えめなところを感じてしまいます。一方で中高音の解像感は良好で音の強弱は掴めますし、けして物量で誤魔化してはいません。その為一聴すると中高音重視の明るく派手な音質傾向に感じてしまうかもしれませんが、華やかな中高音を適度な低音が支えるフラットに近いバランスは上手くまとめていると思います。

 
このバランスは以前レビューしたKZ ZSXやCCA CA16と比較した時に音の傾向はCA16でもZSXでも無く、全く異なる音と云そうです。特に最新のCA16はC12から一転、KZ系の音ではないと好評だったC10に回帰した中低音寄りのモデルでこのVXとは真逆と云えます。

そしてZSXやC12をVXと比較するとやはりドンシャリ寄りの傾向が強く、音楽を楽しく聴くことに向いています。しかしVXは僅かにドンシャリを残しながらもフラットに近い傾向がありどちらかと云えば中高音をモニターライクに聴きたいときに本領を発揮すると云えそうで、高級機でよくあるチューニングの印象ですね。もちろんそれらとは比べることが烏滸がましく、少々明るすぎるきらいもありますので、あくまでも「傾向が」ということをお忘れなく。

 

そのため、VXは過度なドンシャリではない中高音の華やかさがある音を探している方には好評となるかもしれません。

一方CA16やZSXの様なしっかりとした低音を求めている方にはTrn VXは物足りなく感じてしまうかもしれませんね。

  

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折角なので今回購入時のギフトとして一緒に届いたTrn T4にリケーブルして聴いてみました。

T4の線材は6Nの8芯単結晶銅線(OCC)という説明ですが、HiF4834とはちょっと異なる印象です。KBF4736よりも中高音は明朗になりましたが、HiF4834のように高音がマイルドになり中低音域に厚みがでません。勿論相性もあると思いますしKBF4736よりは感じられますが、正直やや増すくらいでOCCとしては想定外でした。それでもKBF4736よりも中高音域が整理され整った明朗さは印象が良く相性の良さを感じます。みぃねこはしばらくこの組み合わせで常用していこうと思います。

 

※黒のシェルに濃い茶色のケーブルが映えませんか? 

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まとめとして、Trn VXは多ドラハイブリッドモデルとして、中高音を中心にフラットに近い上手いバランスにまとめた聴きやすい音質傾向は、明るい音でモニターライクに音楽を聴きたい方に充分満足できると云える仕上がりでお勧めできるのではないでしょうか。一方、しっかりとした低音に支えられた音を求める方にはもの足りない音と感じられるかもしれません。

 

蛇足ですが、以前のレビューでも触れていますが単純にドライバ数を増やす足し算では未だ限界があります。残念ながらそれをBAオンリーの低~中価格帯複数ドライバ搭載モデルが証明しています。それでも次々と投入される中華の新モデルが我々を楽しませてくれており、今後も期待していきたいですね。

  

高音   VX ≧ ZSX ≧ CA16

中音   CA16 ≧ VX ≧ ZSX

低音   CA16 ≧ ZSX ≧ VX (質感の順。量感はZSXが一番)

ボーカル CA16 ≧ VX ≧ ZSX 

音場   CA16 ≧ ZSX ≧ VX

 

最後に、今回はAliExpressで実売5,000円台で購入できる中価格帯U10000中華イヤホンの紹介となりました。国内amazonでも取扱があり8,000円台(2020/7/17現在)。AliExpressではフォロワー割等で5,000円台前半とお求め易い価格ですが、その入手性に少々難があります。とはいえこれまでの中価格中華イヤホンの中でも安価な実売価格となりますし、その音質を含めクオリティは日々進化を感じられ十分満足できる内容となっていますので低~中価格中華イヤホンの中で間違いのないものの購入を考えていて少しでも気になった方は安心確実なamazonの取り扱いを待って。新商品を少しでも早く入手したい、少しでも安い方が良い方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

VX
以下、ケーブルKBF4736、イヤピAET07 M使用、DAP ZX507
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★ 
※☆0.5、★1.0

 

CA16
以下、ケーブルYYX4762、イヤピAET07 M-使用、DAP ZX507
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★ 
※☆0.5、★1.0

 

ZSX

以下、ケーブルYYX4732、イヤピAET07 M使用、DAP ZX507
高音★★★★☆ 
中音★★★★  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★ 

※☆0.51.0

 

C12

以下、ケーブルYYX4761、イヤピAET07 M使用、DAP ZX507
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★☆
分離★★★★
お勧め度★★★★★ 

※☆0.51.0

  

あとがきとして、今回は多ドラハイブリッドモデルの中価格U10000中華イヤホンの新商品のレビューを多ドラハイブリッドモデルの人気機種と併せて比較をまとめてみました。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですね。今後も低価格を中心に、複数BA及び多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンにも挑戦していきたいと考えています。

また、気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ

 

※誤記修正2020/7/25