みぃねこの備忘録

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Celest Wyvern Qing レビュー

こんにちは。

今回はいつもの中華イヤホンレビュー編として、低価格U5000帯で登場した1DD、シングルダイナミックドライバモデルのCelest Wyvern Qingについてレビューをまとめたいと思います。

 

国内amazonのHiFiGoで取扱があります。

 

AliExpressでも取扱があります。

 https://00m.in/nMXTg

 

HiFiGoのサイトはコチラ

Kinera Celest Wyvern Qing 10mm Dynamic Driver In-Ear Earphonehifigo.com

 

 

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1. Celest Wyvern Qing について 

CelestはKineraのサブブランドとして、中華イヤホン界注目のブランドです。Celestは自社の製品を物語に見立て商品展開をしており、中国神話から製品のデザインとチューニングのテーマにするという「商品性」を大事にしているブランドです。

そして、今回Celestの製品説明として以下の通り。

 

Celest Wyvern Qing(清)は、中国神話に登場する雄大な4つの天霊の1つであり、滄龍や孟章としても知られる龍をモチーフにしています。それは古代中国の神話のキャラクターとして力と威厳の象徴となります。

製品は高精度のDLP 3Dプリント技術によるWyvern Qingのシェルは高品質の肌にやさしい樹脂素材を使用。シェルの造形は人間工学に基づいた普遍的な形状とし、ユーザーへ装着感が優れた快適な使用感としています。フェイスプレートには、PVCで多層コーティングを施し、シンプル且つ絶妙な美しさを持たせています。そして煌めきや鮮やかさのあるシェルは光と影のコントラストにより一層の美麗さを持ち合わせています。

音質では10mmダイナミックドライバーユニットを採用。LCP(Liquid Crystal Polymer)振動板(ダイヤフラム)を採用しています。これはダイヤフラムとして非常に薄膜且つ軽量の素材です。このLCPダイヤフラムのドライバーユニットにより、低歪みの広い周波数応答範囲をカバーします。

また、2019年の「Harman Target Response」に則りチューニングを行うことで、バランスの取れた高音・中音・低音域の三つの周波数特性はレスポンスの良い、リアルで自然な音質を提供します。

 

上記のCelestの製品説明からは製品としてのブランドを確立させ、デザイン性の高さと、機能性、音質にも妥協の無い1DD、シングルダイナミックドライバモデル、Wyvern Qingへの自信が表れています。

 

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さて、Celest Wyvern Qingのスペックですが先述の通りシンプルな1DD、シングルダイナミックドライバモデルです。

そのドライバユニットには10mm径のLCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)振動板を採用したダイナミックドライバを搭載しています。薄型・超軽量設計の新型ポリマーダイアフラム素材は伸びが良く、歪みの少ないクリアなサウンドを生み出します。このカスタマイズされた高性能ダイナミックドライバにより、Wyvern Qingはレスポンスが良く、優れた低音、豊かな中音域、クリアな高域を実現しています。

これは実際に聴いてみた感想もその出音のバランスの良さを感じます。

 

※Wyvern Qing のf特(メーカーHP抜粋)

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以前レビュー同様にメーカー発表のf特を引用します。

2019年のハーマンの目標応答曲線に沿ってチューニングされています。

グラフからは高域3-4kHzに最大ピークがあり、高域4k超から9k手前に大きな谷があるものの9kからターゲットカーブを小さく上下しながらトレースしています。音域全体でみるとf特は凹傾向ではありますが、高音と低音域のダイナミックさと中音域の凹みの少ないターゲットカーブに沿っていることがわかります。

 

※Wyvern Abyss(Black) のf特(メーカーHP抜粋)

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参考に以前レビューした同社Wyvern Abtss(Black)のf特を見る限りは同じ特性と云えAbyss(Black)のバリエーションモデルの様な印象です。

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3Dプリント成形のシェルには医療グレード樹脂を採用しています。シェルのフェイスプレートは、シンプルでありながらもPVCの多層コーティングにより絶妙な美しさがあります。また、光により煌めきや鮮やかさをのあるシェルは光と影のコントラストが装飾品の様な美麗さを感じさせます。Wyvern Qingのカラーは、ブルーとグリーンが選べサファイヤとエメラルドの宝飾のような外観デザインに仕上げています。

 

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最後に付属ケーブルです。

高品質の線材を採用した純正ケーブルが付属します。通常のスタンダードケーブル(白銀色)とマイク付きケーブル(黒色)の2種から選択できます。スタンダードケーブルは高純度の無酸素銅(OFC:Oxygen Free Copper)線の4芯撚線ケーブルです。

 

※以前のレビューもご参考ください

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Celest Wyvern Qingの納期として今回国内amazonのHiFiGoでオーダー。現在(2024/8/14)は国内amazonのprime扱いで販売されています。AliExpress、HiFiGoサイト等でも順次販売されると思います。昨今、HiFiGoやAliExpressで購入した本国発送の場合でも以前の様な感染症の影響で遅延は少なく回復しておりますが、万が一の不良の際には返品交換に結構な手間と時間がかかるのが、海外通販のリスクです。

そんな訳で一般的に海外通販での購入は国内通販で購入した場合より安いが届くのに少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが偶に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットがありましたが、最近では円安でその恩恵も受け難く、国内では入手できない商品を早く手に入れる事がメリットと云えます。それらを天秤にかけた場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

 

 

2. Celest Wyvern Qing 実機レビュー 

それでは、実機レビューを以下、まとめていきます。

 

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パッケージングは濃緑色を基調とした緑色の濃淡の揺らぎのある趣のある小箱。箱の表にはイヤホンイラストと商品名を印刷したスリーブタイプの化粧箱です。

 

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スリーブを外すと龍のイラストの描かれた内蓋があります。


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内蓋を外すと内箱の中にイヤホンと付属品が小袋に収納されています。

 

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付属品はシリコンイヤーピースS、M、Lが1セットとケーブルです。低価格U5000帯として必要最低限の付属品となります。

 

次にイヤホン本体を見ていきます。

 

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Wyvern Qingのシェルはオール樹脂製です。フェイスプレートは先述のPVCの多層コーティングが施された光沢のある美しいもの。イヤホンの造形はカスタムIEM風のデザインで厚みがありながらもそれを感じさせないコンパクトなシェルとなっています。オール樹脂製のステムノズル部の造形と軽量なシェルも相まって装着感は良好です。

ビルドクオリティには問題を感じられず、中華イヤホンで心配されるような雑なところ感じさせません。低価格帯ながらもシェルの合わせ面等のズレや隙間は無く綺麗な仕上りです。

また、ステムノズル部には金属フィルタがあります。音質に影響があるタイプではなさそうですが、異物の混入等による故障を防いでくれます。

そして、シェル本体の形状と付属ケーブルからはシュア掛け前提となりますので、シュア掛けが苦手な方は注意が必要です。

なお、装着感はステムノズルの長さや太さに影響がありますので、イヤーピースのフィッティングは重要となります。

カラーバリエーションはブルーとグリーンの二色です。

 

次にケーブルをみていきます。

 

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付属ケーブルは4芯銀メッキ無酸素銅の撚線ケーブルです。被覆は今回はスタンダートケーブルを選択しているので白銀カラーです。プレイヤー側コネクタはL字タイプ。イヤホン側はフラット2ピン仕様。極性はKZと同じ上側がプラスです。この付属ケーブルは被覆にやや引っ掛かりがあります。タッチノイズはあまり感じませんし、肝心の耳への装着性や使用感は悪くなくシュア掛け用にチューブで癖付けされています。4芯というものの線材は細くしなやかなものとなり取り回しは良好です。

とはいえ、このケーブルは同社のAbyss(Black)で付属したケーブルよりもグレードは低い印象です。

参考までにこのシュア掛け用のチューブでの癖付けがどうしても耳に合わない場合には、私はこのチューブをライターで焙り(チューブに火を直接当てる=炙る。誤解しないように!)、自分の耳に合うように癖付けを手直しています。これによって良い塩梅に調整し装着感を改善することができますので自己責任となりますが、興味のある方はお試しくださいね。

 

最後に付属イヤーピースです。

 

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付属イヤーピースはシリコンイヤーピースが1種。Celestで付属しているタイプとは異なる中華低価格帯で付属する傘のコシの無い柔らかすぎてフニャっとする傘の軸短タイプ。残念ながら音質的云々の前に私は耳にフィットしないので手持ちのイヤーピースと交換しています。これまでCelestには付属品にも拘りがあって好感を持っていましたが、この付属イヤーピースはWyvern Qingとのバランスとマッチしていたのかは疑問。私は今回はKBEAR07のM-サイズに交換して耳の奥に栓をするように装着しフィットさせています。

低価格帯等ではいつも付属イヤーピースでは装着感と音質的に実力を発揮できないと感じます。今回は付属のイヤピでは上手くフィットしませんでしたが、音質的にはあまり変化の無いタイプへの交換を推奨します。まあ、この辺りは個人差があるかもしれません。

このことからも低~中価格の中華イヤホンでは付属のイヤピでは装着感はもとより音質面でも本来の実力を発揮できない場合がありますので、個人的な意見となりますが装着感を優先し音質の傾向を変えない他社製へ交換する事をお勧めします。(この辺りは個人差やステムの太さや角度等も関係していると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

 

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3. Celest Wyvern Qing 音質レビュー

それではいよいよ音質についてまとめていきます。

 

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今年4月から再生環境を更新しました。スマホとUSB-DACの組合せを基準としてレビューを行うことは変わりませんが、USB-DACにはFiiO KA17を用います。これまではUSB-DACにShanling UP5を組み合わせていましたが、それを刷新します。スマホは変わらずSony Xperia 5 IIを用います。Xperia 5 IIは音質にも拘ったandroidスマホの代表として。FiiO  KA17は同社のドングルタイプ最新USB-DACです。

KA17の音質傾向ですが、THXアンプを採用し中高音はくっきりはっきりと音像を描く解像感は高く、中低音は暖かみがある。これまでの同社のTHXアンプを搭載した機種とは異なる印象の個人的に好きな鳴り方です。

KiiO KA17のUSB-DACとして使用した音質が気になる方は以前の「FiiO KA17 レビュー」をご覧ください。

 

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以前使用していたUSB-DACとしてShanling UP5もご参考ください。

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より上位のUSB-DACとしてShanling UA5もご参考ください。

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Shanling UP5やUA5の対抗としてFiiO BTR7もご参考ください。

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USB-DACのエントリークラスでも十分な音質変化が楽しめます。

Shanling UA2は以下を参考ください。

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それでは実際に聴いてみます。

ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳を閉じて、倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

先述の通りイヤピはKBEAR07 M-サイズ、付属ケーブルです。

箱出しで聴いてみた第一印象は「低音にボリューム感があり、高音域もはっきりと鳴らす。やや中低音域に厚みの感じる全音域でバランスの良い音」でした。音量は取りやすく好みに応じて普段と同じ位か僅かにボリュームを上げれば問題ありません。

箱だしでは低音域の膨らみを感じたので先に鳴らし込み。鳴らし込み後は低音は落ち着いた印象です。

 

音場

狭くも広くもない普通の広さ。前後の奥行と左右の空間に広さを感じられ立体的な印象です。

 

高音域

比較的はっきりと鳴りますが、全体で見ると量はそれ程多くはありません。華やかさは適度に感じられますが、必要な時に必要なだけ自然な強さで鳴らします。その分耳障りな騒々しさはなく自然な印象です。一方で華やかで煌びやかな高音域を求める方にはもの足りない印象となるかもしれません。超高音域までの伸びはそれほど感じませんが、不快な高音域の刺さりや尖りを感じない整った音は適度な存在感がありあくまでも自然な強さの高音域。音像の描写はエッジが立つ様な感じではなくシャープな印象。音の消え際は掴みやすく解像感は悪くありませんが、取り立てて良いという印象もない普通に適度な印象です。くっきりはっきりした音像の描写ではなく、どちらかと云えばエッジの効いた切れ味鋭い縁取りをクッキリとした音と云うよりはシャープに綺麗に鮮明に描く印象。繊細な表現力は線がやや細く感じられますが、音の消えゆく様は聴き易く爽やかな音という印象です。

 

中音域

空間の広さは普通程度。立体感のある音場は好印象です。その空間には高音域よりも腰を据えた華やかさがあります。音数の多い曲でも空間が渋滞せずに、音の重なりが抑えられ整理された響きは好印象です。尤も、音数では低価格帯の複数ドライバを詰め込んだモデルの方が音の暴力を楽しめますので、こちらは如何に自然な音を整理して届けられるかがポイントですので、音が重なり中心に集まる団子感や音がゴチャつきを上手く抑えた1DDの自然な音を楽しめます。ボーカルはクリアでやや近い位置から聴かせてくれ、自然な声色で息遣いや熱っぽさを感じられます。

 

低音域

量感は十分で過度に強調していない音。広がりは程々で余韻もそこそこですが、雰囲気の良い音は聴いていて不足を感じません。芯の強さのある音は適度に広がり余韻を残しますが他の音域を邪魔していません。音の強弱や音階の表現と描写は好印象で解像感は良好。ベースラインは追いやすく、前に出すぎる事はありませんので邪魔になりません。重低音の沈み込みは深さに不足はなく音の強さもありますので必要十分な音。

 

出音のバランス

一言で云えば自然な音色の中低音寄りの弱ドンシャリ。出音はやや中低音の印象が強いものの高音域もアタック感のあるはっきりとした音が聴こえます。それでもやはり全体的に見るとやや控えめの印象となりますが、寧ろ全音域の出音のバランスは良いです。

 

高音は全体で見るとやや控えめの印象を受けますが、寧ろ不快な高音域の尖りはありませんし、必要な時に必要なだけ誇張せずに自然な強さで鳴りますので、創られた不自然さはありません。

中音は華やかで凹みを感じない。縦横の空間が立体的に感じられます。楽器の音はボーカルの周りで横と後ろに離れた位置にあり位置が掴みやすい。中音域の音は整っていて音の描写力は適度にあり厚みのある音は好印象です。

ボーカルはやや近い位置から聴きやすく、高音や低音の音に埋もれず聴き難くなることはありません。声色は自然で息遣いや熱のこもった歌声などを聴かせてくれる印象です。

低音は十分な量感で芯の強さを感じます。広がりと余韻も楽しめ解像感は良好です。芯の強い音は音楽を心地よく下支えしてくれますので、雰囲気の良い情熱的な曲との相性の良さを感じられます。

重低音は沈み込みはそれほど深さは感じませんが、強さがありますので必要十分。

 

まとめるとWyvern Qingはシングルダイナミックドライバの自然でなめらかな音を活かした音作りと不自然に何処かの音域を強調しない全音域の出音のバランスの良い適度なドンシャリはH2019、ハーマンターゲットに沿った音を目指しており間違いのない音質と云えます。安心感のある音質傾向は中低音を厚めに聴かせてくれる印象です。自然な音色で丁寧に聴かせてくれる丁度良い出音は、低音の下支えが音楽を聴く事を楽しませてくれると思います。Wyvern Qingは音を分析するためのモニターサウンドとは異なりますが、本来の目的である「音楽を楽しめる」リスニングサウンドです。

 

※兄弟機Wyvern Abyss(新名Black)のレビューも参考ください

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高音   Plutus Beats ≧ Wyvern Qing ≧ Wyvern Abyss (音の強さ)

中音   Plutus Beats ≧ Wyvern Abyss ≧ Wyvern Qing (音の強さ)

低音   Plutus Beats ≧ Wyvern Abyss ≧ Wyvern Qing (音の強さ)

ボーカル Plutus Beats ≧ Wyvern Qing ≧ Wyvern Abyss (質感の順)

※Plutus Beatsは価格帯が異なりますので参考として

 

 

4. Celest Wyvern Qing の総評

Celest Wyvern Qingはシングルダイナミックドライバの利点を活かし自然でなめらかな音色を丁寧に聴かせてくれる出音のバランスと解像感の「丁度良い」を備えたリスニングサウンドが特徴と云えます。そのサウンド全音域の出音をハーマンターゲットバランスとすることで安心安定のドンシャリサウンドは高音質と云えます。一方同社Wyvern Abyss(Black)との違いは僅かにあるものの殆ど感じないため実質的な兄弟機と云えるのかもしれません。また、Qingのシェルデザインは宝飾品の様な美麗さに加え装着感の良いシェルに商品性の高さを感じさせます。中華イヤホンというカテゴリの中では低価格U5Kで実現しており、お求めやすい価格で見栄えと音楽性を重視したい方にはお勧めのモデルと云えますし、Wyvern Abyss(Black)とはその見た目の好みで選んで良いと思います。

 

最後に、今回は低価格U5000帯の中華イヤホンの紹介となりました。現在(2024年8月14日)は国内amazonで発売開始しています。そのため国内amazonが直ぐ届くのでおススメ。海外通販でもHiFiGoの発送は届くのも早い印象がありますが、AliExpressでも最近は改善していますのでどちらでもアカウントのある方で購入いただければと思います。これまでの中華イヤホンの中では手を出しやすい実売価格でありながら、その音質を含めクオリティは十分満足できる内容となっておりますので、低価格帯中華イヤホンの中で間違いのないものの購入を考えていて気になる方は安心確実なamazonを。国内発売前に少しでも早く入手したい、新製品を少しでも早く(安く)手に入れたい方はHiFiGoでの購入も検討してみてくださいね。

 

Wyvern Qing

以下、付属ケーブル、イヤピKBEAR M-DAC KA17
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★  (U5Kとして)

※☆0.51.0 

 

Wyvern Abyss(Black)

以下、付属ケーブル、付属イヤピ MDAC KA17
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★  (U5Kとして)

※☆0.51.0 

 

Plutus Beats

以下、付属ケーブル、付属赤軸イヤピ M使用、DAC KA17
高音★★★★★ 
中音★★★★★  
低音★★★★★ 
音場★★★★☆
分離★★★★★
お勧め度★★★★★

※☆0.51.0

 

 

あとがき

今回はいつもの中華イヤホンの低価格帯の新商品レビューをまとめました。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですが、今後も低価格?を中心に、中華据え置き機器や複数BA及び多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンにも挑戦していきたいと考えています。

また、気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ