みぃねこの備忘録

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KZ E10レビュー ※加筆修正Ver ※2修正

こんにちは。

今回は中華ワイヤレスイヤホンレビューとして、先日発売されたKZ E10についてレビューをまとめたいと思います。※最初に公開した際は一部動作に不具合がありましたが、それが改善しましたので改めて加筆修正し再公開しています。

今回はAliExpressのNiceHCK Audio Store(@hckexin,@NiceHCK_Audio)から購入しています。

 

ja.aliexpress.com

 

国内amazonでも取扱いがあるようです。

 

 

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※画像のイヤピはSpinfit CP360です。付属品ではありません。

 

KZ E10は以前レビューしたNEX Q70やTWS X19と同様のイヤホン本体とプレイヤーを無線電波によってケーブルを介さずにワイヤレスで接続し、更にイヤホンの左右がケーブルで繋がれていない左右完全独立タイプのワイヤレスイヤホンとなります。

左右独立タイプの完全ワイヤレスイヤホンにいよいよあのKZ社が参入ということで以前発売された同社のプロタイプ、KZ T1はあっという間に売り切れたようで、入手することができませんでした(残念)。

そのKZ社から耳掛けタイプの完全ワイヤレスイヤホン、E10が発売されることを知り今度こそはとオーダーした次第です。

完全ワイヤレスタイプのイヤホンは今年に入り安価でありながら実用性能が十分なモデルが多く発売されていて前回レビューしたQ70やX19がその一例と云えますが、こちらは1DDを搭載するモデルです。というのも、前回のT1は1BA+1DDのハイブリッドモデルでしたが、今回発売したE10は何と4BA+1DDと多ドラハイブリッドです。流石KZ社ですよね。貴方はやってくれると思っていましたよ(笑)。

その期待感はみぃねこは前回レビューしたQ70を愛用しており、平日は通勤時に使用し、更に休日には取敢えず鞄にいれて持ち出すくらい気に入っています。イヤホン左右が繋がったネックバンドタイプ?なんですかそれ?知らない子ですねぇ(笑)。

 

※気になる方は以前の記事も併せてご参考ください

miineco106.hatenadiary.jp

 

miineco106.hatenadiary.jp

 

さて、前回レビューしたNex Q70は高性能チップQCC3020を搭載しapt-Xにも対応していましたが、KZ E10も同チップを採用しておりSBC、AAC、apt-Xという主要な無線コーデックに対応していることになります。

加えて、先述の通り4BA+1DDと片側5ドライバを搭載する多ドラハイブリッドモデルとなれば、もう気になって仕方がないですし、試してみたくなりますよね(アホ)。

 

KZ E10の納期はバッテリー搭載機のため配送無料便を選択した場合には船便のスタンダードシッピング扱いとなりシンガポール経由です。今回はオーダーから14日で届いていて流石に国内amazonのように当日発送、翌日配達とはいきませんが、オーダーして2週間で届くのは「普通」というところでしょうか。ただし、最近ネット上でAliExpressで購入した商品が香港で留まっているなんていう話を見かけます。幸いみぃねこはその被害には遭っていないので真偽は不明ですが、今はスタンダードシッピングが安定なのかもしれませんね。

そんな訳で、一般的にAliExpressでの購入では国内で購入するより安いが届くのに少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

 
それではKZ E10のスペックを詳しく見ていきます。

 

■主要スペック(amazon商品ページ抜粋)

  • ダブルマグネティックダイナミックドライバ 1基
  • バランスドアーマチュア 30095 2基
  • バランスドアーマチュア 50060 2基
  • Bluetoothバージョン 5.0
  • プロファイル HSP/HFP/A2DP/AVRCP
  • 通信距離 約15m
  • QCC3020チップ搭載
  • コーデック apt-X、AAC、SBC
  • イヤホン本体電池容量 30mAh
  • ケース電池容量 1100mAh
  • 音楽再生 約3-5時間
  • 待機時間 約100日
  • イヤホン充電時間 約2.5時間
  • ケース充電時間 約4時間
  • イヤホン重量 約25g
  • ケース重量 約83g
  • ケースサイズ 約95x70x35mm

 

KZ E10は5,000円以上10,000円未満の中価格完全ワイヤレス中華イヤホンでは先述の通り片側5ドライバを搭載した4BA+1DDのドライバ構成です。同価格帯の有線イヤホンではおなじみのドライバ構成ですが、この価格帯では本当に珍しい希少価値のある機種と云えます。

Bluetoothはバージョン5.0を採用し前回レビューしたQ70同様に通信安定性の向上や省電力化によりリビングにiPhoneを置きイヤホンを装着したまま家事を行ったり壁を隔てた部屋間の移動でも途切れることなく、屋外での使用では駅構内等でも殆ど途切れることがありませんでした。

また、連続使用は流石にドライバ数が多いこともあり3時間程度の連続使用にとどまりますが公称よりはやや短め。これは使用環境、条件により変わりますので参考程度にお願いします。

そして、iPhoneとの無線接続の際にはAACで接続することができSBC接続時より高音質で音楽を聴くことができました。次に他のDAPでも試してみました。Shanling M0やFiiO M9ではaptX接続を使用できますが、経験上少々難がある認識でしたが、やはり先述の条件では屋内は途切れは問題ないのものの、屋外では結構途切れることがありました。加えて、最初プチノイズが入る為、一旦DAPとの登録解除し再接続したところ収まりました(これはみぃねこの環境起因かもしれませんので参考程度にお願いします)。そのため個人的にはAACで接続できるiPhoneとの親和性は高いと感じています。

 

使用時間や充電時間ですが実際に使ってみた印象として充電時間はほぼスペック通りと感じましたが、私の環境では音楽再生は少し短く3時間程度といったところでした。とは言え、家で映画を観たり通勤往復でも十分ですし、会社についたらケースに入れれば自動的に充電されますので実用上問題ないです。実際のところメーカー公称時間とユーザーの実行時間としてこれは他のメーカーでも云えることですので有効使用時間として問題なく満足できると云えます。

イヤホンの充電はケースに入れると始まります。E10ではQ70よりバッテリー容量が少なくなります(その為使用時間は短い)。こちらは使用した時間=電池残量にもよりますが数分から数十分程度で完了しますが、バッテリーローからは2時間程かかりました。

ケースの充電は残量によりますが2時間から3時間強程度で完了します。ケースのバッテリー容量が大きいため他社製品より少し充電時間は長めですが、一度フル充電しておけばイヤホン本体をバッテリローから理屈では10回程充電できることになります。そしてケースの充電残量はケースのLEDにより残量が分かります。これは地味ですが便利な機能の一つですね。

一番うれしかったのはケースの充電はUSBタイプCが採用されていますので、最近のDAP等との汎用性があり利便性が向上しています。充電は一般的なUSBタイプの5V1A仕様が適合していますので、携帯用のUSB充電器やPCのUSB等からも充電可能です。

ただし難点もありまして、音量が初期接続時かなり大きいです。DAP側で音量を下げてから耳へ装着し再生をしてください。

 

イヤホン本体は耳掛け式のアームが本体から伸びています。そのため他の完全ワイヤレスイヤホンと比べ比較的大きめになっており、その分ケースも大きくなっていますが、それを逆手にケースのバッテリー容量を大きくできたため、連続使用時間は大幅に中価格帯中華他社製品を超えています。E10はQ70同様にX19の様な耳の中に収めるというよりは耳に引っ掛けるタイプのため耳の小さな女性やお子様にもイヤーピースを合わせられれば使用することができそうです。

 

■初回ペアリング方法(iPhone iOS13.2で検証済)※2:2020/04/30修正

  • iPhoneBluetoothを有効にする。
  • ケース蓋を開け、中央の丸ボタンを長押しし、LEDが緑に点滅する。
  • iPhoneの設定メニューでBluetooth機器の画面に「KZ E10」が表示されるのでそれを選択する。
  • 再度ペアリングを要求されるのでそれを選択する。
  • (充電済みの)イヤホンをケースから取り出す。
  • iPhoneの画面右上バッテリー残量表示の左にヘッドホンマークがでれば完了。

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これだけです。

注意点としては、

初めにiPhoneBluetoothを有効にしてください。

ペアリングはイヤホンがケースに入ったままで行ってください。※2:2020/04/30修正

この2つが重要です。

上手くいかない場合、一度iPhoneからE10の接続の登録を削除して再度初めから実施してみてください。ペアリングが完了している場合、2回目以降は自動的に接続します。上手く接続しない場合はiPhoneBluetooth設定画面から「KZ E10」を選択してください。それでもダメなときはイヤホン側をリセットしてください。リセット方法はペアリングの丸ボタンを10秒以上長押しすると何度かLEDが点灯した後に消えて緑点灯し直ぐに消灯しピポパポと音が鳴りリセット完了です。

 

■イヤホン本体の操作方法(初回ペアリング済で検証)

  • iPhoneBluetoothを有効にする。
  • ケースから取り出すとペアリング開始。
  • iPhoneの画面右上にヘッドホンマークがでればペアリング完了。
  • iPhone標準のミュージックアプリで聴きたい曲を選択し再生する。
  • イヤホン左/右本体を1回タップすると再生/停止する。
  • 再生停止中に左本体を2タップすると次の曲に進む。
  • 再生停止中に右本体を2タップすると前の曲に戻る。
  • 再生中に左本体を2回タップすると次の曲が再生する。
  • 再生中に右本体を2回タップすると再生中の曲の頭に戻る。これを繰り返すと前の曲に戻る。
  • 再生中/停止中に本体を3回タップすると最後の履歴に発信する。←注意!
  • 再生中/停止中に本体を長押し1回タップするとSriを呼び出し。
  • 聴き終わったらイヤホンをケースに戻す。
  • ペアリングが解除される。
  • ケースのバッテリー残量がある場合イヤホン充電開始。
 

音楽再生にかかわる主な操作方法を抜粋し検証した方法をまとめてみました。

少し惜しいのはQ70同様に音量調整がイヤホン本体からできないことですね。X19ではこれが可能でしたので残念です。

またX19では物理スイッチでしたが、E10はQ70同様によくあるタッチ式で操作感は良好です。これはQ70では少し慣れが必要でしたが、ポイントが高いですね。尤もも人的にスマホの様にタッチするところを見ながら操作できる場合は良いのですが見えない場所をタップする操作方法では誤動作が心配です。特にリダイヤル機能があるモデルは本当にこれが心配ですね。

 

操作の反応は少々ラグがありますので一呼吸置くくらいでOKです。これも他のモデルと同じレベルですので最初は戸惑うかもしれませんが慣れれば問題ないですね。

特筆すべきはやはりケースから取り出すと自動でイヤホンの電源が入りペアリングが完了することと、ケースに戻すとイヤホンの電源が切れてペアリング解除され充電開始されるという使う/仕舞うの一連の流れがケースから出す/戻すで完了する手軽さですね。ネックバンドタイプは手動で電源ON/OFFの操作が必要ですからね。

 

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なおDAPとのapt-X接続検証としてFiiO M9で確認し、問題なく接続できました。

 

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イヤホン充電ステータスはケースの左右のイヤホンを収納した真ん中付近のLEDが最初に点灯しイヤホン充電残量を示しイヤホン充電完了後は消灯します。

赤が残量少、緑が中間、青が完了です。見落とさないように注意が必要です。

ケース充電中はUSBポート付近にLEDがあり、緑点灯が充電中。消灯で完了です。

 

 

それでは、早速KZ E10の実機レビューを以下、まとめていきます。


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パッケージングは黒箱を基調としたシンプルなタイプです。
箱の表にはE10の文字が。裏にはスペックが光の記載されていて光の反射加減で見えます。無駄な装飾のないシックな化粧箱ですね。

 

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※他の中華TWSの付属品同様に軸がかなり短め

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付属品はイヤーピースがS、M、Lの3種1セットでMサイズが本体取付け済みで、他にはUSBタイプC-タイプA充電ケーブルです。流石に必要最低限の付属品ですね。

もちろん取扱説明書が付属していますが英語表記と中国語のみで日本語はありません。図解もありますしamazon当該ページに使用方法の説明もありますので余程のことがない限り困ることはないと思いますし、万が一の際はセラーのサポートがありますので問題ないと思います。

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ビルドクオリティですが、このKZ E10は中華イヤホンで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。以前購入したネックバンドタイプの商品では残念ながら不良品に当たりましたがそんな心配は不要ですね。カラーバリエーションは黒色、銀色(白銀?)がありますが、黒は屋外使用を考えると落ち着いた色となりますので、どのような服にでも合わせやすいですね。

 

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付属の充電用ケーブルは短めなので充電のみで使用する場合、手持ちのUSBC-タイプAケーブルを使用した方が便利かもしれません。尤も使用されるシーンで付属の短いケーブルを使用される等使い分けもできますしね。


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Q70と同様にシェル本体は樹脂製でステムノズルにはメッシュフィルターがあります。

シェル本体の形状も丸みを帯びており耳掛けの棒が気にはなりますが角がある訳ではないので装着感は悪くありませんし、何より落下防止に一役ありますね。

 

※イヤーピースはSureSeal MPサイズ装着

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次に耳への装着は付属品イヤーピースMサイズでは音質的に抜けてくる感じがありましたので色々試してSureSeal MPサイズを使用し奥の方に入れるようにするとみぃねこはしっくりきましたが、この辺りは個人差があるかもしれませんね。

そして現在はSureSeal Mでやや深めに栓をするようにして使用しています。※2:2020/4/30

この音が抜けてくる感覚は付属イヤピをLサイズにしてみたりしましたがどうしようもなく、フィット感はさておき音質が本来のものと異なると感じました。

 

加えて、低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの難点に付属のイヤピが特殊サイズでアフターマーケットのイヤピで音質やフィット感が良くなっても肝心のケースに入らないことがあり使用を諦めてしまう方がいるようです。

諦める前に一度このSureSeal MP又は通常のSureSealシリーズを試してみてください。軸が短いので完全ワイヤレスイヤホン用にもお勧めできますよ。

 

 

それではいよいよ音質についてまとめていきます。

今回の再生環境はiPhone8、Bluetooth コーデックAAC接続です。

実際に聴いてみます。

ソースは宇多田ヒカル/First Love平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。
先述の通りイヤピはSureSeal MPサイズを使用しています。

箱出しで聴いてみた第一印象は「中音域がクリアでボーカルが聴きやすく音場が広め」でした。※加えて先述の通り音量が大きめです。最初にDAP側で下げてから耳へ装着してください。

音場は広めで音の分離感は流石の5ドライバです。
低音は量感は控えめで締りとキレは普通程度。ベースラインは控えめですが追えます。重低音の沈み込みは感じませんが、中高音の強弱やその中の高低の音が聴き分けられる分離感の良さが特徴的です。聴いていて心地よさを感じます。
高音は煌びやかさは控えめですが中低音に埋もれることもなく必要十分。

中音はとにかく左右に広く見通しが良く高音や低音よりも聴きやすいチューニングのようですね。

ボーカルは自然な位置から聴こえ近くも遠くもなくクリアに聴こえます。

一言で云えばやや中音中心に聴き疲れのないかまぼこです。

低音は控えめながらも中高音を下支えしていて寧ろワイヤレスイヤホンとしての全体のバランスでは丁度良い感じ。

高音も控えめですが十分煌びやかさはあり刺さりとは無縁で聴きやすく上手くまとめている印象です。

ですが中音が相対的に強いかというとそうでもなく寧ろボーカルは自然な位置からクリアで聴きやすい中音域がメインの音づくりと云えます。

傾向として中音≧高音>低音の関係で所謂かまぼこの中音域はとても聴きやすく、そしてボーカルを心地よく聴くことができるバランスです。

5,000円以上10,000円未満の中価格ワイヤレスイヤホンとして変わり種のアプローチを試みた商品と云えそうですね。

如何しても無線接続ではその性質上高音低音域の超高音や重低音がカットされてしまいますし、上を見れば10,000円を超えるモデルで音質が良いのは当たり前。でも先述した性質上の問題は変わりません。

つまり、接続するコーデックと味付けの問題とした場合、必要十分と感じられるのであれば安価に越したことはありませんよね。

もちろんDAPやイヤホンでaptX HDやLDACで接続できる数万円の高価格モデルであれば音質的に先述の性質もクリアできベストな選択ですが、高価ですのでなかなか手が出にくいですし、そもそも同じ土俵で比べてはいけないですよね。

そのため、このKZ E10は中価格帯の完全ワイヤレスモデルの中で4BA+1DDという唯一にして最強の武器を持ちますが、低音が弱いのはちょっと、、という方にはお勧めしにくいです。でも、有線接続の多ドラに慣れた、もっと云えばその多ドラの華やかな音が好きな方には一聴の価値があるモデルと云えるのではないでしょうか。

 
さてKZ E10は最新の中価格帯の中華完全ワイヤレスイヤホンの中で異彩を放つ中音域特化型の商品とまとめました。

今回4BA+1DDのモデルを試しましたが、こうなると1BA+1DDモデルも試したくなるのが人間の弱さ、、もとい、探求心ですよね。探してみようかなぁ。


最後に、今回は5,000円以上10,000円未満で買える中価格中華完全ワイヤレスイヤホンの紹介となりました。現在(2019年11月3日)amazonで取り扱いがあり7,000円半ば程度で購入できるようです。AliExpressでも5,000円台と流石に高価ではあり、その入手性にも少々難があります。とはいえこれまでの中価格中華イヤホンと同様の実売価格となり、その音質を含めクオリティは日々進化を感じられ十分満足できる内容となっていますので中価格中華イヤホンの購入を考えていて少しでも気になった方は安心確実なamazon。少しでも安い方が良い方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

E10

以下、イヤピSureSeal MPサイズ使用、DAP iPhone8
高音★★★ 
中音★★★☆  
低音★★☆ 
音場★★★☆
分離★★★☆
お勧め度★★★★ (多ドラの華やかな音が好きな方)

※☆0.51.0

 

あとがきとして、今回は中価格中華完全ワイヤレスイヤホンの新商品をレビューをしてみました。完全ワイヤレスの中華イヤホンは3つ目となります。最新技術を低価格で投入し日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですね。

今後も気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ

 

※2:2020/04/30 ペアリング方法修正しました。 

※2019/11/6 最初のレビュー時に右イヤホンが正常動作していませんでしたが、今日試したところ正常動作しています。そのため本文に加筆修正し再公開しています。最初の公開後、某ケーブルメーカー製1BA+1DDのTWSを実は購入しています。結論から言うと不良品でしたので返品してしまいました。他の方は正常動作しているようですので私のは外れだったのでしょう、残念です。それ故にE10が正常動作してくれたのが嬉しいですし、左だけしか音がでなかったケーブルメーカー製TWSも低音軽めでしたので、E10の方が音質的にはお勧めと云えそうですね。