みぃねこの備忘録

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NICEHCK ME80レビュー スプラトゥーン2にもお勧め

こんにちは。

今回はいつもの1BA+1DD中華イヤホンレビュー編をまたまた一休みし予定を変更して先日発売されたNICEHCK ME80についてレビューをまとめたいと思います。

今回は国内amazonのNICEHCK(新@NiceHCK_Audio,旧@hckexin)から先日のamazonプライムセールの際に購入しています。

 

 

AliExpressのNiceHCK Audio Store(新@NiceHCK_Audio,旧@hckexin)でも取り扱いがあります。

 

ja.aliexpress.com

 

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NICEHCK ME80は先日のAliExpressセールの際、同社の福袋として発売されていて当初はインナーイヤー型ということもありスルーしていましたが、購入された方の評判が良さそうだったため気になっていました。そして先日amazonでも取り扱いが始まり結局購入してしまった次第です。相変わらずのアホさ加減に少々嫌になりますね。

そんなことよりME80ですが、普段はカナル型ばかり使用していてインナーイヤー型はiPhone4の付属品以来で購入するのは人生2本目です。そのiPhone付属品もiPhoneを5s、SE、6、6s、8と使ってきましたが、ずっと4の付属品を使っていました。その理由は簡単で、そもそもイヤホンを必要とせず使っていなかったんですよね。今はそりゃあもう沼にハマり続けて抜け出せそうもありませんw

という訳で今回はインナーイヤー型を食わず嫌いせずに挑戦してゆこうという企画ものとなります。

ME80ですが低価格帯の中でもU2,000円と正直こんなに安くて音質は如何なの?って正直不安がありましたが、届いて聴いてみて自分が恥ずかしくなりました。インナーイヤー型ってこんなに音が良いの、と。

インナーイヤー型はカナル型と異なり密閉性というか遮音性が低く、どうしても低音が弱く相対的に高音が目立ち、しかもシャリシャリしている印象がありました。はい、iPhone4の付属品レベルの経験しかないみぃねこはそう思い込んでいたのです。付属品以外で購入したのはこちらも中華セラー某社の福袋販売で購入したもの。こちらも低音は控えめで中高音はクリアでしたがシャリ感があり、やっぱりカナル型だよねと再認識していました。

ところがですよ、このME80ときたら低音はしっかりしているし、中高音は嫌なシャリつきもなくクリアで国産低価格帯の3,000円前後カナル型といい勝負。いや、正直勝っているものの方が多いかもしれないと思わせる衝撃を受けました。これまでにも同社からインナーイヤー型のEB2というセラーオリジナルモデルが発売されており、こちらも評価が高く、同社のインナーイヤー型は今回のME80によってハズレのない商品として定着しそうですね。

 

ME80のスペックはシンプルな1DDモデルです。搭載するダイナミックドライバはかなり大きく、15.4mmとなります。ドライバのメーカー等型番も不明ですが肝心なのは音質ですので、今回も通常通り細かい話は抜きで進めますが、これだけ大きなドライバを搭載するとイヤホン本体も大きくなりそうですが、意外に小さくコンパクトにまとめられています。一般的なインナーイヤー型は円錐形ですが流石にME80は円柱形にまとめられています。

そして1DDということですべての音域を担当していますので多ドラハイブリッドや複数BA搭載機のような各音域のクロスオーバーに癖は無く、自然な音を聴かせてくれそうです。ですが、実際はシンプルが故のチューニング技術の難しさがあり、見せどころとなりますね。このチューニング次第でME80が「当り」か「外れ」という評価に繋がってくるといえます、、、が、冒頭で書いちゃった通りハズレではありませんね。

 

NICEHCK ME80の納期としてはプライムセール中にも拘わらず翌日配送でした。ちょっと嬉しい誤算ですね。まあAliExpressにてオーダーした場合は早くても約1週間。通常10日から2週間。遅いと3週間かかることを考慮すれば流石の日本の物流をリードするamazon様というところでしょうか。

そんな訳で、一般的にAliExpressでの購入では国内で購入するより安いが届くのに少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

 

それでは、早速NICEHCK ME80のレビューを以下、まとめていきます。

 

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パッケージングはNICEHCKのセラーオリジナルデザインの白箱でシンプルなタイプの化粧箱です。
表にはイヤホンがプリントされ、裏にはスペック等が記載されています。


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箱を開けるとポーチが入っていてそのポーチの中にイヤホンと付属品等が収納されています。


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付属品はイヤーパッドが3種付属し、他にはケーブルバンド、ケーブルストッパ、イヤホン等が収納されていたイヤホンポーチです。低価格帯U3K、もっと云えば2,000円以下としては十分な付属品となります。


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ビルドクオリティですが、ME80は中華イヤホンで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。カラーバリエーションは黒(商品説明はグレー)のみですね。

 

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ケーブル交換不可の銀色(白?)のツイストされた線材を透明チューブで保護されたタイプが採用されています。プレイヤー側コネクタはI字タイプです。個人的にケーブルバンドも付属しているのがちょっと嬉しいですね。このケーブルは使用感は悪くなく耳からストレートに垂らしたり、シュア掛けしたりと自由度が高く、全体的に絡まりにくくしなやかなものとなりますが低価格帯のケーブルとして十分な機能と品質を備えていますし、普段使いでも困ることはないと思います。


シェル本体は先述の通り円柱形上で比較的大きく見えますが、一般的なインナーイヤー型同様に装着感は悪くありませんが、ストレートで使用した場合に思ったより低音が抜け気味でその分高音がシャリつく印象がありましたので試しにシュア掛けしてみたらこれがみぃねこには正解で音質的にしっくりきましたので、個人的にシュア掛けで使用する事をお勧めします。(この辺りは個人差があると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

 

 

それではいよいよ音質についてまとめていきます。

今回の再生環境はSHANLING M0、直挿しです。

これまで通り低価格帯はM0を基準としてレビューを行います。もちろんiPhone6sでも十分に鳴らすことができましたが、中高音域の解像感や低音域の表現力で本来の性能を発揮できないと感じましたのでご容赦ください。

低価格帯のイヤホンの場合でその違いが気になる方は以前の「Shanling M0とiPhone 6sをDAPとして比較」をご覧ください。

 
miineco106.hatenadiary.jp

 

それでは実際に聴いてみます。
ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。
先述の通りイヤーパッド無し、シュア掛けで使用しています。

箱出しで聴いてみた第一印象は「開放感が高く中高音が適度に主張しながら低音も疎かにされておらず聴きやすい」でした。(もちろんスマホ付属品とは大違いです。)
箱出し直後は低音域が弱く、高音域が強く感じたため今回も先に鳴らし込みを行い高音の尖りが丸くなり低音少し元気になりバランスが良くなったと感じました。

鳴らし込み後は音場は広くも狭くもなく普通で音の分離感は普通ですが、曲によって高音域と中音域の間の中高音域の音にやや重なりというか分離の悪さを感じます。
ボーカルは近くも遠くも無く普通で自然に感じクリアに聴かせてくれます。
低音域はインナーイヤー型として量感は十分に感じられますがやや緩めでベースラインはそれほど強くありませんが追えます。
高音域は煌びやかさがあり低音に埋もれることはありません。

中音域は凹まずに華やかさを感じられボーカルが高音低音に埋もれることがないバランスです。

一言で云えば中低音寄りの弱ドンシャリで全体的にすっきりとした音質傾向ですが高音の華やかさから少し派手な印象を持たれる方もいるかもしれません。

例えるなら最近の低価格帯1BA+1DDモデルの大人しめのモデルの印象に近いとなりますが、流石に低音域の強さはそれほどでもありませんのでご注意を。とはいえ、カナル型が苦手な方に一度試して貰いたいインナーイヤー型モデルと云えそうですね。

このME80は同社のEB2等に代表されるインナーイヤー型の低価格の定番モデルになりそうな、そんな完成度の高さを感じられるモデルと云えそうです。

 

また折角なのでインナーイヤー型の気軽に使い倒せる特徴を有効活用する為に以前ゲーム用としてレビューしたNICEHCKで取り扱いのあるEZAUDIO D4同様にスプラトゥーン2で使用してみました。

 

※気になる方は以前の記事も参考にしてみてください
miineco106.hatenadiary.jp

 

以前レビューした通り、スプラトゥーンでは中高音域をクリアに聞き取れることが重要です。その条件を僅か1,000円でD4はクリアしているコスパの良さがありましたが、ME80は2,000円と価格が倍になりますがその上をいきますね。スプラトゥーン2は先日ラストフェスが開催されましたがその時もサーモンランをプレイしているほどのバイト中毒者です。そんなバイト勢のみぃねこがME80に太鼓判を押します。その理由として、モグラが自分の視界外から迫ってくる音ってプレイした方は分かると思いますが目の前にシャケが溢れている時に急に現れて絶望する。でもME80なら視野外から迫る音を聞き取れます。D4ではこの辺りは少し弱く、ガチマなら問題ないですが、サーモンをプレイするにはME80の方がお勧めと云えますね。そしてガチマでもME80はお勧めですので、高価なゲーミングヘッドホンに手を出す前に試してみても損はしないと思います。

 
最後に、今回は2,000円以下で購入できる低価格中華イヤホンの紹介となりました。現在(2019年8月2日)はamazonで300円OFFクーポンがあり1,000円台後半で。AliExpressではフォロワー割でamazonより安価に購入できそうですがその入手性に少々難があります。とはいえこれまでの低価格中華イヤホンの中でも安価な実売価格となりますが、その音質を含めクオリティは日々進化を感じられ十分満足できる内容となっていますのでインナーイヤー型の低価格中華イヤホンの購入を考えていて少しでも気になった方は安心確実なamazon。少しでも安い方が良い方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

ME80

以下、イヤーパッドなし、シュア掛けDAP M0
高音★★★ 
中音★★★  
低音★★★ 
音場★★★
分離★★★
お勧め度★★★☆ (スプラ用★5)

※☆0.51.0

 

あとがきとして、今回も予定を変更してインナーイヤー型の低価格中華イヤホンの新商品のレビューをしてみました。次回こそはあの1BA+1DD鳥氏を。そして複数BA及び多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンは今後も挑戦していきたいと考えています。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですね。

今後も気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ

 

※2019/08/03 誤記修正