みぃねこの備忘録

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SIMGOT EW100P レビュー

こんにちは。

今回はいつもの低価格中華イヤホンレビュー編として、低価格U5000帯で発売された1DDモデルのSIMGOT EW100Pについてレビューをまとめたいと思います。

海外販売サイトのLinsoul Audio(@Luke32344614)で取り扱いがあります。

 

SIMGOT EW100P

 

AliExpressでも取扱があります。

ja.aliexpress.com

 

Linsoul Audioの直販サイトはコチラ

SIMGOT EW100Pwww.linsoul.com

 

 

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1. SIMGOT EW100Pについて 

SIMGOTは中国のオーディオメーカーです。SIMGOTと云えば、以前レビューしたEM2やその後継機EM2 Roltion、名機と評されるEN700Proがあります。そして最近はEA500が音質が良いと評判になており、A10000帯のモデルの中でポータブルオーディオファンに注目されています。そのSIMGOTが今度はU5000帯に新たな刺客を投入してきました。それが、EW100Pです。

EW100Pは販売価格が約3,000円とこれまでの同メーカーのエントリーグレード、MT3の実売約7,000円を大きく下回っていることに驚かされます。そして、価格が下がったからといってSIMGOTは手を抜くことはなく、ドライバには最近のトレンドのLCPダイヤフラムを採用しデュアルキャビティ構造とした新開発ダイナミックドライバを搭載するなど、妥協をしていません。

 

それではEW100Pのスペックを確認してみます。

シンプルなシングルダイナミックドライバ(1DD)モデルです。ダイナミックドライバには10mm径の薄膜液晶ポリマー(LCP)素材のダイヤフラム(振動膜)を採用し、デュアルキャビティ構造とすることで、正確な音場と音像を再現し臨場感のあるサウンドを実現しています。

 

次にEW100Pのシェル本体はドライバを内部に収める金属製のユニット構造とし、それを樹脂のシェルカバーによって包んだ金属と樹脂のハイブリッドマテリアルです。シェル本体はコンパクトであり、その造形により良好な装着感が得られます。

最後に付属ケーブルです。銅線を銀箔でシールドした銀箔銅線を採用しています。これにより不要なノイズを防止し、優れたリスニングを提供します。中華イヤホンメーカーでは付属ケーブルはリケーブル前提で質を落としコストカットしている場合がありますが、EW100Pでは必要十分であり、取り回しの改善やバランス接続を試したい方以外はリケーブルする必要を感じません。

 

※宜しければ以前のレビューもご参考ください

miineco106.hatenadiary.jp

 

SIMGOT EW100Pの納期としては現在(2023/5/2)国内amazonではまだ取扱がありません。AliExpressでオーダーした場合、最近の10日間配送であれば1週間も掛からずに届きます。最近の本国発送の場合でも、ほぼ平時に戻った印象です。尤も従来の平時であればAliExpressならば早くて約1週間。通常10日から2週間。遅いと3週間から1か月。万が一の不良の際には返品交換に結構な手間と時間がかかります。

そんな訳で一般的にAliExpressや海外サイトでの購入は国内で購入した場合より安いが届くのに少し日数が掛かるのが気になるところでしたが、最近は円安の影響で国内amazonとの価格差が殆どなく、そのメリットは殆ど感じません。

まあ海外ネットショッピングで心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

 

 

2. SIMGOT EW100P実機レビュー 

それでは、早速実機レビューを以下、まとめていきます。

 

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パッケージングは銀を基調としたシンプルな小箱でスリーブタイプ。表面の鮫のイラストが目を引くメーカーロゴと商品名というシンプルなものになりますが、注目はハイレゾロゴです。

 

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スリーブを外すと黒を基調とした内箱は中央にメーカーロゴがプリントされています。

 

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内箱の上蓋を開けると黒地の内装にイヤホンが収納されています。

内装右側の黒い小箱と内装を取り外した下に付属品がそれぞれ収納されています。

 

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付属品はシリコンイヤーピースタイプのS、M、Lの3種が1セット。他にはケーブルです。低価格U5000帯として必要最低限なものが揃った付属品となります。

 

次に本体を見ていきます。

 

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シェルの造形はシェルの角は丸みを帯びたもの。シェルは結構コンパクトです。コンパクトなシェルは軽量となっており装着感は良好です。

フェイスプレートにはドライバユニットの一部が埋め込まれる形となっており、合理的なデザインと云えます。

肝心のビルドクオリティは、中華イヤホンの低価格U5000帯として綺麗な仕上りでありシェルの合わせ面も綺麗に揃っています。

カラーバリエーションは黒のみです。

続いてケーブルです。

 

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付属ケーブルは先述の通り銀箔でシールドされた銅線を並列フラットケーブルとしたもの。価格帯的には十分にケーブルにコストを掛けたものと云えます。プレイヤー側コネクタはL字タイプ。イヤホン側はフラット2ピン仕様の極性はKZ系と同様に上側がプラスです。この付属ケーブルは被覆が僅かに硬さがありますが、適度なしなやかさがあります。また、タッチノイズを感じにくく、肝心の耳への装着性や使用感は悪くありません。イヤホン側にはシュア掛け用にチューブで癖付けされています。全体的に取り回しは悪くありませんので、そのまま使用しても不都合を感じる事はないと思います。

参考までにこのシュア掛け用のチューブでの癖付けがどうしても耳に合わない場合には、みぃねこはこのチューブをライターで焙り(チューブに火を直接当てる=炙る。誤解しないように!)、自分の耳に合うように癖付けを手直しています。これによって良い塩梅に調整し装着感を改善することができますので自己責任となりますが、興味のある方はお試しくださいね。

次に他機種との造形の比較です。

 

※画像左からKiwiEars CADENZA、SIMGOT EW100P

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EW100PとCADENZAの外観の比較として、サイズ感は圧倒的にEW100Pがコンパクト。CADENZAも比較的コンパクトなシェルでしたが、EW100Pのコンパクトさが際立ちます。どちらもオール樹脂製ですが、内部金属ユニットの影響なのか重量はほぼ同じ。

ステムノズルの長さと太さ、角度ですが、長さはEW100Pが僅かに短く、角度はEW100Pの方が寝ています。太さはほぼ同じですが、一般的にはやや太めの部類。

一般的なサイズ感のCADENZAと比較してコンパクトさは贅肉をそぎ落とした造形と云えます。そして何よりもその造形は耳への収まりが良く装着感は良好です。

イヤホン本体のコネクタはEW100Pが埋め込み2ピンです。CADENZAのフラット2ピンに比べ、リケーブルの際はCIEMコネクタ(2ピンのピンの根本からコネクタ先端の形状が長い)を用意する必要があります。

シェルの材質は、CADENZAはオール樹脂製。EW100P先述の通り金属と樹脂のハイブリッドマテリアルとなります。

重量はどちらも軽量です。EW100Pは軽量と造形が相まって耳への装着感が良く、重さを感じないレベルです。寧ろ耳への装着感はステムノズルの太さに影響を受けやすく、どちらも太めと云えますのでイヤピ選びは重要です。

ステムノズル部には全てにフィルターがあります。どちらも金属フィルタですが、EW100Pの方がメッシュフィルタなので他の機種よりも音質への影響のあるタイプと云えます。それに対し、CADENZAは異物混入による故障を防ぐタイプの様です。

三機種共にシェル本体の形状と付属ケーブルからはシュア掛け前提となりますので、シュア掛けが苦手な方は注意が必要です。

なお、先述の通りEW100Pはステムノズルがやや太めなものの、実際の装着感は悪くなく、付属イヤーピースで耳の奥にやや浅めに栓をするように耳に密着させ装着するとフィットしました。付属のシリコンイヤーピースで上手くフィットする事ができれば音質的にも必要十分だと思います。

 

最後にイヤーピースを見てみます。


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付属のシリコンイヤーピースは白傘の一般的な形状の丸穴径、傘の裾野が弾丸タイプです。他社製含むサードパーティー商品との互換性の高い一般的な形状は選択肢が増えますので安心です。

付属白イヤピは音質的には中高音をクリアに音を届けてくれ、やや低音が締まるタイプの印象です。軸は傘の裾野よりもやや短めとなります。耳への装着時はイヤピを耳奥へ挿入しやや浅めに栓をするように耳へ密着させることで私はフィットしました。付属イヤピで装着感に問題ない場合を除き、あくまでも耳への装着感がどうかというフィッティングを重視し他社製も含めて選択した方が良いと思います。

幸い付属イヤーピースで私はフィッティングが上手くいきました。そのまま付属白イヤピを使用しています。

低、中価格帯に付属するイヤーピースは装着感が悪く、音質的にも実力を発揮できないと感じますが、今回は付属のシリコンイヤピで上手くフィットできました。まあ、この辺りは個人差があるかもしれません。

このことからも低~中価格の中華イヤホンでは付属のイヤピでは装着感は基より音質面でも本来の実力を発揮できない場合がありますので、個人的な意見となりますが装着感を優先し音質の傾向を変えないタイプへ交換する事をお勧めします。(この辺りは個人差やステムの太さや角度等も関係していると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

 

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3. SIMGOT EW100P音質レビュー

いよいよ音質についてまとめていきます。

 

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昨年から再生環境を更新し、スマホとUSB-DACの組合せを基準としてレビューを行います。スマホSony Xperia 5 IIを。USB-DACにはShanling UP5の組み合わせです。Xperia 5 IIは音質にも拘ったandroidスマホの代表として。Shanling UP5は同社のエントリーハイDAPであるM3X相当の音質と云えます。

UP5の音質傾向ですが、高音は演出感が少なく自然に鳴らし綺麗に聴こえます。低音に脚色は無くしっかりと鳴り量感に不足はありません。中音は特に違いを感じ、音場が左右に広がり解像感と分離感は良好です。ボーカルはクリアですが淡々と聴こえ、艶とかリアルさはそれ程感じませんが、エントリーハイDAPと比較してもレベルの高い音質と云えます。

昨年はSony NW-ZX507を使用していましたが、やや演出感のあるドンシャリはメリハリがありグルーブ感のある音はSonyの音で音楽を楽しく聴く事が出来ました。しかし、音質レビューという役割にはM3X相当のUP5の方がモニターライクながらも、決してつまらない音ではなくリスニングでも使えて万能と考えたからです。

Shanling UP5をUSB-DACで使用した音質が気になる方は以前の「Shanling UP5レビュー【USB-DAC編】」をご覧ください。

 

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より上位のUSB-DACとしてShanling UA5もご参考ください。

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Shanling UP5やUA5の対抗としてFiiO BTR7もご参考ください。

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USB-DACのエントリークラスでも十分な音質変化が楽しめます。

Shanling UA2は以下を参考ください。

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それでは実際に聴いてみます。

ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳を閉じて、倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

先述の通りイヤピは付属グレー傘赤軸イヤーピース Mサイズ、付属ケーブルです。

箱出しで聴いてみた第一印象は「高音と中低音に過不足のないまとまりのある音。高音は適度に。低音はしっかりと鳴る音。僅かに中低音寄りのドンシャリバランス」です。

箱出しでは低音が膨らみボワつきを感じましたが、鳴らし込み後は低音は締まり、高音とのバランスが整いました。

 

音場

普通からやや広め。前後はそれほど奥行を感じませんが、左右はやや広さを感じられます。立体感はそこまで感じられませんが、平面的といことはありません。空間の広さはそれ程感じませんが窮屈な印象はありません。

 

高音域

適度な華やかさは煌びやかさや響きが抑えめなものの十分。上までの伸びやかさはそれ程感じらませんが、適度な存在感があります。華やかさはありますが、騒がしさのないあくまでも適度な鳴り方。中華イヤホンの低価格帯の1BA+1DDハイブリッドモデルの様な高音が常に前に出るようなことはありません。そのため刺さりや尖りは感じません。解像感は悪くありませんが、鮮明さはそれ程感じません。

 

中音域

高音同様に華やかさはあります。音が集まる団子感や音が重なるゴチャつきを感じ難く整った鳴り方です。音の立ち上がりは良好で解像感も悪くありません。何方かと云えばクリアで明朗に鳴らします。ボーカルはクリアで自然な位置から声音も自然でニュートラルな印象です。

 

低音域

量感はやや抑えられている印象。適度な響きや広がりも感じられますが、何方かと云えば締まったタイトな鳴り方。音の大きさで誤魔化す鳴り方ではありません。音階や強弱といった低音域の解像感も悪くはありませんが、それなりといった印象。ベースラインは追いやすく、ボーカルよりも前に出る事のない弁えたもの。重低音は沈み込みはそれほど深くありませんが、適度な強さがありますので不足を感じません。

 

出音のバランス

一言で云えばやや僅かに中低音寄りの弱ドンシャリ。高音域はやや暗い印象がありますが自然な量で鳴らしてくれます。低音はやや抑えられ締まった音は過不足はありません。出音のバランスが良く何処かを強調しない自然な音のバランス。

 

高音の華やかさ十分に感じられますが、響きは抑え気味。そのため華やかさはあるものの何方かと云えば暗めの高音域となりますが、その分耳障りなしつこさは感じません。必要な時に必要なだけ自然な量で鳴らしてくれますので不足を感じる事はありません。中華イヤホンの明るい高音域に慣れた方にはもの足りなさを感じられるかもしれませんが、演出感は少なく不快なシャリつきのない自然な鳴り方は耳触りの良い音。超高音までの伸びやかさはそれほどでもなく寸止まり感をやや感じられるものの、なめらかさはあります。小さな音でも感じ取れますが鮮明さはそれ程感じませんので解像感や描写はやや丸みを感じますが、寧ろ全体とのバランスでみると丁度良い印象です。

中音は凹みを感じ難く、ボーカルは自然な位置にあり楽器の音はその周りから少し離れやや後ろ辺りに位置していて奥行は感じられます。全体の中ではやや厚みのある中低音域は音の重なりを抑えられており分離は悪くありません。

ボーカルはクリアで自然な位置にあります。中音域の演奏の音や高音や低音にも埋もれることはありません。声色は自然で息遣いを感じられます。

低音の量感は抑えられており締まりのある音。響きや広がりは抑えられています。締まりのある音は、音階や強弱を描写してくれ、解像感も悪くありませんが、雰囲気の良い曲ではやや物足りなさを感じられます。締まりのある音は小気味良く誇張せずに描写してくれます。

重低音は沈み込みはそれほど深くありません。適度な強さを感じられる芯の感じる音。低価格帯でよくあるただ強く鳴らす音ではありませんが、多少の物足りなさを感じます。

 

同価格帯のTiNHiFi C2と比較した場合、ほぼ同じ音質傾向という印象です。しかし、C2の様な中高音域寄りのドライ傾向ではなく、暖かさのある印象です。EW100Pでは自然な音を聴かせてくれる印象ですが、C2の方がやや高音と低音が強く鳴っており、誇張された音に感じられるかもしれません。

CADENZAとの比較では、傾向の違いが明確でC2同様にドライ傾向です。解像感はCADENZAの方が上。音楽的な楽しさもCADENZAが上と云えますが、EW100Pは僅かに中低音寄りの中音域重視のなめらかさがあり、硬質なCADENZAに対し暖かみのある柔らかい音と云えます。

解像感を求めればCADENZA、次点でC2ですが、音楽的に普通に良い音で楽しめるイヤホンとしてはEW100Pのなめらかさはの好みの違いで選択することになります。

 

※過去レビューも参考ください

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まとめるとEW100Pは低価格帯の中華イヤホンにありがちなどこかの音域に特徴を持たせた一芸モデルとは異なり純粋に音楽を高音質で聴く事ができるイヤホンです。その音質傾向は僅かに中低音寄りの弱ドンシャリにまとめており、暖かみのある優しい音色です。一方で大人しめの鳴り方はつまらない音と云う印象を持たれる場合もありそうです。それでも同価格帯では間違いなく高音質とい云え、個人的には同価格帯の国産有名メーカーを買うならばこれをお勧めしたいです。

なお、低価格帯の中華イヤホンには特徴を求め、一芸に秀でたものを好まれる方には評価が分かれてしまうかもしれません。

 

高音   CADENZA ≧ C2 ≧ EW100P  

中音   EW100P ≧ C2 ≧ CADENZA

低音   CADENZA ≧ C2 ≧ EW100P

ボーカル EW100P ≧ CADENZA ≧ C2

 

 

4. SIMGOT EW100Pの総評

SIMGOT EW100PはSIMGOTのエントリーモデルとして十分満足のいくモデルと云えます。その音質も低価格帯の中華イヤホンでよくある一芸モデルとは異なり真面目な音作りが好印象です。一方で普段は高価格帯の高音質モデルをお使いの方にとっては帯に短し襷に長しという印象を持たれる場合があり評価は分かれそうです。それでもEW100Pは普通に高音質と云えますしバランスの良い音質は音楽を楽しく聴く事ができる良いイヤホンとして、スマホ付属イヤホン等からの買い替え需要に安価な価格で入手可能ですので、その購入方法のハードルさえ超えられるのならば、お勧めと云えます。

 

最後に、今回は低価格U5000帯の中華イヤホンの紹介となりました。現在(2023年5月2日)は国内amazonでは取り扱いが無く、AliExpress等で販売となります。AliExpressでは本国発送は勿論のこと、納期が掛かりますしその入手性には少々難があります。それでも、中華イヤホンの中でもその音質を含めクオリティの高さは十分満足できる内容となっておりますので、中華イヤホンでちょっとよいものを検討中の方や間違いのないものの購入を考えていて少しでも気になる方は安心確実な国内正規品取り扱いを待って。少しでも新製品を早く安く手に入れたい方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

EW100P

以下、付属ケーブル、付属白イヤピ MDAC UP5
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★  

※☆0.51.0

 

CADENZA

以下、付属ケーブル、付属イヤピ MDAC UP5
高音★★★★★ 
中音★★★★☆  
低音★★★★★ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★ (硬質な音)

※☆0.51.0

 

C2

以下、付属ケーブル、付属イヤピ MDAC UP5
高音★★★★☆ 
中音★★★★☆  
低音★★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★ (なめらかな音)

※☆0.51.0

 

 

あとがき

今回は中華イヤホンの低価格帯の新商品レビューをまとめました。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですが、今後は低価格だけではなく、中価格の中華イヤホンも扱っていきます。

また、気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ

 

※2023/5/3 1項、スペックに画像追加と編集

※2023/5/4 3項、過去記事追加