みぃねこの備忘録

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TRI Starseaレビュー

こんにちは。

新年を迎え二週間が過ぎようとしています。

本年もよろしくお願いいたします。

今年の一発目は中華イヤホンの中から多ドラハイブリッドモデルのレビュー編として中価格帯で発売されているTRI Starseaについてレビューをまとめたいと思います。

今回は昨年末、AliExpressのWooeasy Earphones Store(@hulang9078)のtwiter企画で当選しており、本来は年末最後に公開するつもりで執筆もちょっとゴタゴタで仕上げられずに年を越してしまいました。

 

ja.aliexpress.com

 

国内amazonのWTSUN Audio(@Zhuo520X)でも取扱があります。

 

 

 

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1. TRI Starseaについて 

TRI Starseaは中価格帯A10000-U20000の多ドラハイブリッドモデルです。TRIブランドと云えば一昨年発売されたTRI i3やi4の評価が高く、特にi3は当初数量限定モデルでしたが、その後追加生産され発売から1年以上経過もその人気は高く、中価格帯では定番機種と云える商品となっています。

そのTRIブランドの最新機種としてこのStarseaは昨年秋頃に発売されましたが、こちらも発売当初からその綺麗なシェルと音質調整スイッチ(SW)が搭載された商品として話題となりました。尤も話題先行だけでなく先行入手組の音質の評判も良く、TRIブランドの地に足がついた安定した音質傾向が多くの中華イヤホンファンを魅了しじわじわ人気が上昇していると云えそうです。

そんなStarseaを運良くゲットできましたので今回のレビューに至ったという訳です。実際昨年末に続けて当たった時には別のセラーでしたが、「大丈夫か、コレ?」と心配になりました。まあこれまで数年間ず~っと外れてきましたし、確率論的にはあり得る話ですし、折角の幸運を受けさせていただいた次第です。

 

さて、TRI Starseaは2BA+1DDのドライバ構成で販売価格が15,000円と、中価格帯の中華多ドラハイブリッドモデルの他モデルと比較しスペック上で目を引くようなモデルではありません。knowles製BA採用や音質調整SW付と云えばまあそうなのですが、昨年末にKZが片側10BAの複数BA機や片側7BA+1DDの多ドラハイブリッド機を10000円以下で発売している為、インパクトに欠けます。いや寧ろ中華イヤホンはコスパでしょ?という層には全く刺さらない地味な商品と云えるのかもしれません。

しかし、先述の通りTRIブランドのイヤホンの音質には以前レビューしたi4でも感じた堅実さがあり、個人的に低価格帯の多ドラや複数BA機にはまだまだ中価格帯のモデルとの差があるように感じていて、低価格帯の足し算と中価格帯以上の引き算の音のつくり込みが違う。もっと云えば考え方が違うのだろうなと。まあ簡単にいえばそれが「コスパ」という一言にまとめられるのかなと考えております。

とはいえ、TRI Starseaは低価格帯のモデルとはやはりレベルの違う音を聴かせてくれますし、聴いてみなければ判らないのが中華イヤホンの醍醐味でもあり、これが沼という事なのでしょうね。

それでも沼の住民の一人として、これだけは云えます。TRI StarseaはKZ系やTRN等の低価格帯とはモノが違う。そしてTRI Starseaは同社i3とは違う音質傾向のシンプルに良い音を奏でるスタンダードモデルと云え、比較するならばやはり同じ価格帯のBQEYZ spring1でしょうか。非常に楽しみです。

 

※中価格帯BQEYZ spring1やKZ ZAXの過去記事もよろしければご参考ください

miineco106.hatenadiary.jp

 

miineco106.hatenadiary.jp

 

いつも通り前置きが長くなりましたが、中価格帯A10000-U20000の多ドラハイブリッドモデル、TRI Starseaを運よく入手しましたので、同価格帯のBQEYZ spring1との違いを中心にレビューを纏めていきたいと思います。

 

TRI StarseaはカスタムIEM風デザインが採用されていて、BQEYZ spring1のオーソドックスなデザインとはやや異なります。シェルもStarseaの樹脂製とspring1は金属製となっており、両方ステムノズルには金属が採用されています。サイズ感はspring1よりも一回り程大きくなりますが、カスタムIEM風の造形であり樹脂製シェルは軽量のため肝心の耳への収まりは悪くなく、余程のことがない限り苦労することは無いと思います。それらはステムノズルを除く樹脂製シェルが音質傾向にどのようなアクセントをつけられているのか気になります。

 

Starseaのスペックは先述の通り、片側2BA+1DDドライバ構成ですが、2基のBAの内、1基にknowles製ED29689を採用しています。搭載ドライバは低域用ドライバに8mm径のsilicon crystal biological daiphragm(複合素材振動板)を採用した新型ダイナミックドライバです。BAにはカスタマイズBAのTRI-HI-Aシングル1基が採用され高音域を担当しシェル内部に配置。knowles製ED29689シングル1基が採用され高音・中音・低音域のフルレンジを担当しこちらもシェル内部に配置。それらのドライバはシェル内部への樹脂封入により音導管が造形されステムノズルへ伸びています。シェルの側面には樹脂封入よる音の籠りを防ぐために抜け穴が設けられています。

この辺りは実際に聴いてみたところ、多ドラハイブリッドモデルとして十分な音の濃さと音場の広さが感じられ、低価格帯のそれとは異なり上品な華やかさを感じられ期待感が高まります。

 

次に、先述の通りTRI Starseaには音質調整用のスイッチが搭載されています。こちらは2つのディップスイッチ(SW)をシェル側面に配置しデフォルトは両方offです。

ディップスイッチ1(SW1)とディップスイッチ2(SW2)は以下のようにon/offすることで音質傾向を調整できます。

 

パターン SW1 SW2 音質傾向
1 off off 原音の再現を重視
2 on on 音楽バランスを重視
3 off on ボーカルを重視
4 on off 低音域を重視

 

後述しますが、この様にTRI Starseaでは音質傾向調整SWにより4種の音質へ調整することができ、デフォルトから好みの音質傾向3種に調整することができます。

Starseaはスペックだけ見れば片側3ドライバ、2BA+1DDモデルと中華イヤホン中価格帯A10000-U20000として物足りなさを感じられるかもしれませんが、実際には搭載するBAの一部にknowles製BAを採用し、音質傾向調整SWと遊べる要素もありなかなか楽しませてくれそうです。

そして何よりもTRIブランドの地に足がついた音質傾向は1BA+1BA+1DDの高音、高中低音、低音域のknowles製フルレンジBAを中心とした高音・低音補完3way方式とスペック上の良いとこどりするドライバ構成としてきました。これはもうアイデアが流石といえますし、TRI Audioの意欲作と云えそうですね。

とは云え、通常の3way多ドラハイブリッドでも難しい各ドライバが担当する音域が重なるクロスオーバーのチューニングを上手くできるのかが重要となります。このチューニング次第で「当り」か「外れ」という評価に繋がってくると云えますね。

 

TRI Starseaの納期は本国発送でしたが流石の国内amazonのFBA。セラーの発送連絡から約10日でした。昨年はCOVID-19の影響でAliExpressの中国本土からの発送は航空便減便による輸送への影響が大きく、AliExpressにてオーダーした場合はチャイナポストを選択しても早くても約2週間。平時は10日から2週間。遅いと3週間でしたが、それなりに時間が掛かる覚悟は必要です。加えて万が一の不良の際に返品交換に結構な手間と時間がかかります。この辺りは当日発送、翌日配達に加えprime扱いなら保証も安心の国内amazonとは勝手が違います。

そんな訳で一般的にAliExpressでの購入は国内で購入した場合より安いが届くの少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

  

 

2. TRI Starsea実機レビュー

それでは、早速TRI Starseaの実機レビューを以下、まとめていきます。

 

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パッケージングは流石中価格帯、低価格帯のそれとは異なります。イヤホン本体同様に青(紫)を基調とした豪華なスリーブタイプの化粧箱です。


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スリーブを外すと黒色の箱が。その黒箱を開けると黒地の内装の台座にイヤホン等が収納されています。そして付属品が豊富の豪華さには購入し手にした時の喜びが増しますね。

 

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イヤホンが収納された台座の上側にはイヤホンケースが入った箱が。そのイヤホンケースを空けるとケーブル等の付属品入っています。

 

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付属品はトニカク豊富。シリコンイヤーピースがS、M、Lの3種各3セットに加えフォームタイプMサイズ?が赤黒2種の2セット付属します。その内、シリコンイヤピMサイズ黒がイヤホン本体取付け済みで、他にはケーブル、クロス、SW用ピン、イヤホンケースです。A10K-U20Kの中価格帯として十分な付属品です。


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ビルドクオリティですが、TRI Starseaは中華イヤホンで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。流石の中価格帯は安心して購入でき、お勧めできると思います。

カラーバリエーションは青紫色のみですが、青にも紫にも角度によって違う表情を見せてくれるStarseaはその名の通り綺麗なシェルです。


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付属ケーブルは白(銀?)色の編込み銀メッキ銅線タイプが採用されています。プレイヤー側コネクタはI字タイプで、イヤホン側は2ピン仕様のKZ極性(上がプラス)です。最近の中華イヤホンはKZ-Cタイプが多く採用されていますがこちらは通常の2ピンでリケーブルが可能ですね。

この付属ケーブルはシュア掛け用にチューブで癖付けがあり耳への装着性、使用感は悪くありませんし、全体的に絡まりにくくしなやかなものとなります。また、中価格帯に付属するケーブルとして十分な印象があり、そのまま使用できますし青紫のシェルとケーブルがその綺麗さを増し、一体感がありますので普段使いも可能ですね。

 

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※画像左からCCA CA16、TRI Starsea、BQEYZ spring1
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Starseaは先述の通りspring1より一回り大きくCCA CA16よりも一回り小さくなります。KZ ZAXやTrn V90Sよりも僅かにコンパクトなシェルとなりますが、本体に厚みがありますので体感ではほぼ変わらないです。

Starseaは特徴的なフェイスプレートが星空や深海を想像され他にはないインパクトを持っています。しかし実はカスタムIEM風の造形により装着感へ好影響を与えています。なによりもStarseaはシェル本体が樹脂製により重量が軽めというのが大きいですね。StarseaはカスタムIEM風のシェルの造形から耳への装着感は多少個人差を感じ、人を選ぶかもしれません。特に耳の小さな女性や子供では、不満を感じるかもしれません。

次にステムノズルはCA16同様にStarseaは細め。spring1やZAXのように太めのためにそれが影響するイヤーピースの圧迫感は感じません。

また、これらにはステムノズル先端端面にメッシュフィルターが装備されていてシェル内部への異物混入が防げますので、長期の使用にも耐えることができますね。

最後に、シェル本体の形状や付属ケーブルからはシュア掛け前提となりますので、シュア掛けが苦手な方は注意が必要です。

Starseaはステムノズルが細めのため耳へは付属のイヤーピースでも装着感は悪くないのですが、少々音が軽く抜け気味となったため色々試してみましたが、いつものAET07ではなくスパイラルドット MSに交換し耳奥に栓をするように装着した形がみぃねこは一番しっくりきました。低~中価格帯では毎度付属イヤーピースでは装着感と音質的に実力を発揮できないと感じることが多くありますので手持ちのイヤピと交換しています。まあ、この辺りは個人差があるかもしれませんね。

このことからも低~中価格の中華イヤホンでは付属のイヤピでは装着感は基より音質面でも本来の実力を発揮できない場合がありますので、個人的な意見となりますが装着感を優先し音質の傾向を変えないタイプへ交換する事をお勧めします。(この辺りは個人差やステムの太さや角度等も関係していると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

 

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3. TRI Starsea音質レビュー

それではいよいよ音質についてまとめていきます。

 

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今回の再生環境はSONY NW-ZX507、直挿しアンバランス接続です。

前回同様に中価格帯はZX507を基準としてレビューを行います。もちろんShanling Q1やiPhone6sでも鳴らすことができましたが、中高音域の解像感や低音域の表現力で本来の性能を発揮できないと感じましたのでご容赦ください。

低価格帯のイヤホンの場合でその違いを比較しました。気になる方は以前の「Shanling M0とiPhone 6sをDAPとして比較」や「FiiO M5とSHANLING M0を比較」をご覧ください。

 
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それでは実際に聴いてみます。

ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音/低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

先述の通りイヤピはスパイラルドット MSサイズ。付属ケーブルを使用し、SWはデフォルト(全off)です。

箱出して聴いてみた第一印象は「音の濃さがある整った中音域と刺さらない高音域。適度な低音域が心地よい」でした。

こちらも箱出し直後は低音にややボワつきを感じたため今回も先に鳴らし込みを行っています。

音場は普通からやや広め。曲によって広く感じます。

高音は華やかさと煌びやかさがあり響きも良好です。強弱や小さな音も聴き分けられ、刺さりは感じない。

低音は量感十分で強さがありキレも良く締まりがある。ベースラインは追いやすい。

重低音の沈み込みの深さはそれ程ではありませんが十分な強さがあります。

中音は音の濃さを感じますが高音同様に小さな音や強弱を掴み易く解像感は良好。

ボーカルはクリアで滑らか。僅かにドライ気味ですが、自然な位置に感じます。

一言で云えば中高音寄りでややドンシャリに近いバランス。

補足すると、中音域は凹みを感じず、高音域や低音域は主張が強くない為に中音域の音の濃さを楽しめます。

もっと云えば、高音はシャリつくような華やかさではありませんが、十分な存在感を示し伸びの良さと響きの良さを感じます。

中音は音の濃さを感じられ響きが良く分離の良さが感じられ解像感も良好ですが、音数が多い曲ではボーカルと演奏が僅かに埋もれることがあります。そのボーカルはクリアで聴きやすく滑らかさがありますが音数が多い曲ではその良さがやや失われます。ただしバラードでは女性ボーカルとの相性は良くすっきりクリアに聴こえます。

低音は適度な量感ですが、芯がある強さが曲を下支えし心地良さを感じます。それ故に曲によっては中高音の華やかさが目立ち、物足りなく感じてしまうかもしれません。低音の解像感は良好で音の強弱は十分に掴め、質は良く所謂量感でお茶を濁してはいません。一聴すると低音のメリハリから低音域重視に感じますが、フラットに近いややドンシャリは、煌びやかで華やかな中高音域とリズミカルながらも低音域を強調させずにバランス良く表現し上手くまとめていると思います。

 
このバランスは以前レビューしたBQEYZ spring1の解像感の高い高音・中音をしっかりとした低音が支える音とは似て非なるものと云えそうです。というのもspring1は7層ピエゾによる滑らかで解像感の高い音を実現していますが、Starseaではknowles製フルレンジBAによってハイブリッドの弱点である各音域のつながりを自然に実現しています。

目指すところは同じだったのかもしれませんが、spring1の解像感を重視した音と自然ななめらかな音を実現したStarseaとはやはり違うと感じます。

二つの機種は非常にレベルの高いところでの話であり、もちろんKZ ZAXと比較するのは酷でしょうね。強いて云えばZAXはspring1寄りの考え方なのでしょう。

シャープで解像感の高いspring1と自然でなめらかなStarsea。どちらの音も間違いなく良い音と云えますが、ハイブリッドの音、低音がしっかりとしているのに高音・中音をマスクせずに華やかさを感じられる音。それが不自然と感じられる方もいらっしゃると思います。Starseaはそんな不自然さを感じ難い。上手くバランスを取った音と云えそうです。

今回spring1との比較になりましたが、spring2はボーカル表現が良いという評判ですので、そちらと比べた場合にはまた違った印象になるのかもしれませんね。

 

次に音質調整SWの効果ですが、残念ながら劇的な変化がある訳ではありません。

SW全offのデフォルトから全onへ変更した場合、音のメリハリが感じられデフォルトよりもドンシャリを感じられます。

一方ボーカル重視(SW1:off、SW2:on)の場合はより中音域が聴きやすくなりますが、多少不自然に盛った印象。

低音重視(SW1:on、SW2:off)の場合、中音と低音の間が前てベースラインが明瞭に出ますが、深く沈み込む低音とまではなりません。

個人的にはデフォルトが一番Starseaの良さを感じられる印象です。

 

TRI Starseaは低価格帯のようなやんちゃなドンシャリではなく、かなり明るい優等生として中音域の音の濃さがあるまとまった音質傾向と感じ、同じTRIブランドではi3程の尖がった個性は無いかもしれませんが、中価格帯の中で間違いないモデルと云えそうですね。

尤も、粗を探せば「定位」にやや不自然さを感じたりする場合がありますが、それでもこの価格帯やこのクラスのモデルにそれを厳密に求める方は野暮ってもんです。お持ちの国内外の有名老舗メーカー商品でお楽しみくださいますと幸いです。

 

まとめとして、TRI Starseaは好評だった同社i3とは狙う音質が異なるモデルと云えますが、どこかの音域を強調せずにバランスの良い音。間違いの無い音を聴かせてくれる中華多ドラハイブリッドモデルの、価格帯A10000-U20000の中でもお勧めのモデルだと云えますね。

 

蛇足ですが、以前のレビューでも触れていますが単純にドライバ数を増やす足し算では未だ限界があります。残念ながらそれをBAオンリーの低~中価格帯複数ドライバ搭載モデルが証明しています。それでも次々と投入される中華の新モデルが我々を楽しませてくれており、今後も期待していきたいですね。

  

高音   spring1 ≧ Starsea ≧ CA16

中音   spring1 ≧ Starsea ≧ CA16

低音   Starsea ≧ spring1 ≧ CA16 (質感の順。量感はCA16が多い)

ボーカル Starsea ≧ spring1 ≧ CA16 

音場   spring1 ≧ Starsea ≧ CA16

 

 

4. TRI Starseaの総評

さて、TRI Starseaは中音域の音の濃さと各音域のつながりのなめらかさがあるフラットバランス寄りのややドンシャリは、これまでの中華中価格帯の多ドラハイブリッドとは異なる高音質イヤホンとまとめました。

そして付属品の豪華さはこれだけで完結できますし、中価格帯の中華イヤホンを初めて選ぶ際にその一本に相応しい一本としてお勧めできますし、ポピュラーなドンシャリイヤホンからの買い替えにもお勧めできます。

 

最後に、今回はAliExpressで昨年秋頃に発売された中価格帯の中華イヤホンの紹介となりました。現在(2021年1月10日)はAliExpressやamazonで発売されており、AliExpressで12,000円程度で購入可能。フォロワー割やセールでは11,000円程度で入手可能です。一方amazonでは15,000円ですが、現在(2021年1月10日)クーポンで12,000円で購入可能なようですが在庫少…。そのためAliExpressの方が安価に入手できますが、その入手性には現在特に難があります。とはいえこれまでの低価格中華イヤホンの中でも安価な実売価格でありながら、その音質を含めクオリティは日々進化を感じられ十分満足できる内容となっておりますので、中価格中華イヤホンの中で間違いのないものの購入を考えていて少しでも気になる方は安心確実なamazonでの取り扱いを待って。少しでも早く入手したい、少しでも安く手に入れたい方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。 

 

Starsea
以下、SWデフォルト、付属ケーブル、イヤピ スパイラルドット MS、DAP ZX507
高音★★★★★ 
中音★★★★★  
低音★★★★☆ 
音場★★★★☆
分離★★★★☆
お勧め度★★★★★ 
※☆0.5、★1.0

  

あとがきとして、今回はいつもの中価格中華多ドラハイブリッドイヤホンのレビューをまとめました。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですが、今後も低価格?を中心に、複数BA及び多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンにも挑戦していきたいと考えています。

また、気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ