みぃねこの備忘録

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NICEHCK NX7レビュー

こんにちは。

今回はいつもの1BA+1DD中華イヤホンレビュー編をまたまた一休みし予定を変更して先日発売されたNICEHCK NX7についてレビューをまとめたいと思います。

今回は国内amazonのNICEHCK(新@NiceHCK_Audio,旧@hckexin)から先日のamazonプライムセールの際に購入しています。

 

 

AliExpressのNiceHCK Audio Store(新@NiceHCK_Audio,旧@hckexin)でも取り扱いがあります。

 

ja.aliexpress.com

 

NICEHCK NX7は最近のA5000-U10000の中価格帯を象徴する4BA+2DD+1CTの多ドラハイブリッドモデルです。このドライバ構成がこの価格帯で購入できることが中華イヤホンは本当に凄いことですし恐ろしくもありますね。

気になるドライバ構成ですが2DDは複合カーボンナノチューブダイナミックドライバ(長ぇよw)。1CTはセラミック振動板ドライバ。4BAはお馴染みのバランスドアーマーチュアドライバと同社が得意とする変態(最大級の賛辞)ドライバ構成シリーズとなります。

これまでにも同社からN3やF3というセラーオリジナルモデルが発売されており、それぞれに特徴がありました。例えばN3は2DD+1CTと今回のNX7の4BA無モデルや、F3の1BA+1DD+1平面磁気ドライバというマニアの好奇心を擽るモデルを発売しており、もちろんその毒牙にみぃねこは侵されており購入しております。

そんなみぃねこがこのNX7の発売を知り当然即ポチといきたいところをずっと耐えておりましたが、twiter上の評判の良さそうなツイートを見てしまい結局またもやその毒牙の餌食となりました。(アホ)

 

このNX7は最近ではKZ ZS10 Proの4BA+1DDやKB EAR KB10の5BAシリーズと価格帯が近く、若干NX7が発売間もないために高価となりますがそれでも1,000円程度の違いと同じ中価格帯で競合するモデルと云えそうです。

実際ZS10 Proのドライバ構成にDDを一つ加え更にCTを1基搭載しており、それらによって音質傾向がどのように違いがでるのかとても気になります。

勝手な予想では低音が強くそして芳醇で超高音域も伸びやかな上から下まで音域を広くカバーしていると思っていましたが、ネットの評判は好意的なものから否定的なものまで様々でした。特に低音は2DDの筈ですが賛否あり、控えめという意見がありましたが、いざ届いて聴いてみると全然そんなことはなく、寧ろ最近レビューしたCCA A10よりしっかりした低音でしたので、ほっとしています。もちろんA10はBAの低音ですし、そもそもDDの低音とは質が異なりますので当然と云えば当然ですよね。

  

さてNX7はドライバ構成から多ドラハイブリッドと考えられますので比較対象はKZ ZS10 ProとCCA C10の両者4BA+1DDドライバのモデルと比較したいと思います。

その理由として先ずシェル本体の形状です。後ほど画像で比較しますがとても似ています。加えてNX7の本体が樹脂でフェイスプレートが金属、ステムノズルが金属という構成はZS10 Proと同じでC10はステムノズルが樹脂という違いのため、ある意味これまでの常識だったモデルと次世代スタンダードを狙うモデルとの比較という隠れたテーマ(隠せていない)でまとめてみます。

 

NX7のスペックは冒頭触れた通り4BA+2DD+1CTの多ドラハイブリッドモデルです。搭載した各ドライバのメーカー等型番も不明ですが肝心なのは音質ですので、今回は通常通り細かい話は抜きで進めます。それにしても片側7ドライバを搭載するとは、、結構コストが掛かっているモデルと云えそうですね。

そして4BAが中高音、2DDが低音、1CTが超高音を担当しこれまでレビューした低価格中華1BA+1DDイヤホン同様に各ドライバが担当する音域が重なるクロスオーバーがチューニング技術の見せどころとなります。このチューニング次第でNX7が「当り」か「外れ」という評価に繋がってくるといえます。

 

NICEHCK NX7の納期としてはプライムセール中にも拘わらず翌日配送でした。ちょっと嬉しい誤算ですね。まあAliExpressにてオーダーした場合は早くても約1週間。通常10日から2週間。遅いと3週間かかることを考慮すれば流石の日本の物流をリードするamazon様というところでしょうか。

そんな訳で、一般的にAliExpressでの購入では国内で購入するより安いが届くのに少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入及び取り扱いを待って購入をお勧めします。

 

それでは、早速NICEHCK NX7のレビューを以下、まとめていきます。

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パッケージングはNICEHCKのセラーオリジナルデザインの白箱でスリーブタイプの化粧箱です。
スリーブの表にはイヤホンがプリントされ、裏にはスペック等が記載されています。


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スリーブを外すと白地の内装の台座にイヤホンが収納され固定されています。下側のこの小箱にケーブルやその他付属品が収納されています。

 

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付属品はシリコンイヤーピースがS、M、Lの3種2セットが付属し、イヤピの軸の色が異なります。黒色軸Mサイズが本体取付け済みで、他にはケーブル、イヤホンポーチです。A5K-U10Kの中価格帯としては十分な付属品となります。個人的に付属のイヤピは結局交換することが多いのでシンプルな付属品には好感を持ちますね。


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ビルドクオリティですが、NX7は中華イヤホンで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。流石に中価格帯ともなれば安心して購入できるのではと感じています。カラーバリエーションは黒と深緑(青色)があり、今回は深緑を選択しています。


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付属ケーブルは茶色の編込みタイプでZS10 Pro等に付属するタイプに似ているものが採用されています。プレイヤー側コネクタはL字タイプで、イヤホン側は2ピン仕様です。個人的にケーブルバンドも付属しているのがちょっと嬉しいですね。この付属ケーブルは耳への装着性や使用感は悪くなくシュア掛け用にチューブで癖付けされています。全体的に絡まりにくくしなやかなものとなりますが低価格帯に付属するケーブルと同様なのはドライバにコストを掛けすぎた反動でしょうか。それでも付属ケーブルでも機能は必要十分でそのまま使用できますし目立たず普段使いには丁度良さそうですね。

 

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シェル本体は先述の通りZS10 ProやC10と似ていて恐らく製造工場が一緒なのかなと推測しますが真偽は不明です。

そしてステムノズルにはメッシュフィルターがあります。

シェル本体の形状はシュア掛け前提となりますが、ステムノズルが少し短い?ため装着感には個人差がありそうですね。

 

※左からZS10 Pro、NX7、C10
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画像で確認する限りかなり似ていますが多少の違いがあります。ステムノズルは太さがありますがやや短いため、耳へは普段より大きめのイヤーピースでやや浅めに蓋をするように装着するか、普段よりやや小さめイヤーピースを奥に装着する形となりますがみぃねこは前回同様に付属イヤーピースでは装着感と音質的に実力を発揮できないと感じたこと。奥への装着が本来の音と感じましたのでイヤピを丸七長楽青に交換して装着感と音質的に十分と感じました。この辺りは個人差があるかもしれませんね。

これは低~中価格の中華イヤホンでは付属のイヤピでは装着感は基より音質面でも本来の実力を発揮できない場合がありますので、個人的な意見となりますが装着感を優先し音質の傾向を変えないタイプへ交換する事をお勧めします。(この辺りは個人差やステムの太さや角度等も関係していると思いますのであくまでも参考程度にお願いします)

 

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それではいよいよ音質についてまとめていきます。

今回の再生環境はFiiO M9、直挿しアンバランス接続です。

これまで通り中価格帯はM9を基準としてレビューを行います。もちろんShanling M0やiPhone6sでも鳴らすことができましたが、中高音域の解像感や低音域の表現力で本来の性能を発揮できないと感じましたのでご容赦ください。

低価格帯のイヤホンの場合でその違いが気になる方は以前の「Shanling M0とiPhone 6sをDAPとして比較」をご覧ください。

 
miineco106.hatenadiary.jp

 

それでは実際に聴いてみます。
ソースは宇多田ヒカル/First Love平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

先述の通りイヤピは丸七長楽青 Mサイズ、付属ケーブルを使用しています。

箱出しで聴いてみた第一印象は「少し高音域に尖りを感じるものの低音も十分に感じられる中高音寄りのバランス」でした。(もちろんスマホ付属品とは大違いです)
こちらも箱出し直後は低音はやや控えめで高音に尖りを感じたため今回も先に鳴らし込みを行っています。

鳴らし込み後は、中高音域の分離が良く解像感が良い。

音場は狭くも広くもなく普通。

低音の量感は十分で、締まりを感じキレもある。重低音も沈み込みを感じベースラインは追えます。

高音は煌びやかさ華やかさが十分で存在感がありますが、曲によってやや刺さりを感じる場合があります。

中音は華やかに音数が多いながらもクリアでボーカルの周りで存在感があります。

ボーカルは自然で近くも遠くもない普通に位置し曲によってやや近く感じます。

一言で云えばやや中高音寄りの弱ドンシャリでしょうか。

中高音域の明快さを好む方には印象が良さそうですね。

特に超高音域の煌めきはCTの面目躍如でしょうか。

2DDの低音域はテンポがいい曲では低音の締まりとキレの良さがその実力を発揮しますが、量感がそれほど多くないために物足りなさを感じる方もいるかもしれません。しかしバラードなどのスローな曲では中高音をきっちりと支えられる懐の深さがあります。

これは同じNICEHCKのM6も2DDでしたが、こちらは圧倒的な低音の強さを感じられますがNX7ではそこまでではないようです。

そして同社のCT搭載モデルとして先述したN3はこのNX7の4BAが無いモデルでありこの関係を例えるならLZのA6とA6miniの関係に近い印象があり、4BAのないA6miniでは中音域がとにかくすっきりしていて聴き疲れはありませんが、一方で物足りなさを感じるという相反する悩みがあり、予算が許すならA6を購入すべきというのが個人的な評価で、当に同じ評価をしてしまいますね。

更に云えばNX7は超高音域が存在感を示し、中高音域は華やかさがあり存在感を十二分に示しながらも決してバランスが破綻しているわけではなく、それは低音域が中高音に比べ相対的に控えめに聴こえますが必要以上に前にでず中高音域をしっかりと下支えをしていることが大きいですね。

つまりZS10 ProやC10とは異なり、あくまでもN3の改善版としてNX7が生み出されたと考えられますよね。実際N3は聴いていて優しく心地よく感じますがやや物足りない。それへの回答としてこのNX7が登場したと云えるのではないでしょうか。

そしてこれまでの中華イヤホンのアプローチ同様に多ドラ化による足し算で解像感を演出し、一見するとその変態ドライバ構成によって中華イヤホンマニアの心を鷲掴みにできるイヤホンではないかと考えます。

 

まとめるとNICEHCK NX7は特徴的な超高音域と華やかさのある中高音域を質実剛健の低音域が支えることでA5K-U10Kの中価格帯の中華イヤホンの中であまり例をみない画期的なモデルと云えるのではないでしょうか。

 

尤もこのバランスは中華イヤホンの強ドンシャリが苦手な方からは評価が分かれることになるかも知れませんね。


最後に、今回は5,000円前後から10,000円以下で買える中価格中華イヤホンの紹介となりました。現在(2019年7月24日)はamazonで10%OFFクーポンがあり7,000円台で。AliExpressではフォロワー割でamazonより安価に購入できそうですがその入手性に少々難があります。とはいえこれまでの中価格中華イヤホンの中でも安価な実売価格となりますが、その音質を含めクオリティは日々進化を感じられ十分満足できる内容となっていますので低価格中華イヤホンからのステップアップとしてその辺りの購入を考えていて少しでも気になった方は安心確実なamazon。少しでも安い方が良い方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

NX7

以下、付属ケーブル、イヤピ丸七長楽青 M使用、DAP M9
高音★★★★☆ 
中音★★★★  
低音★★★☆ 
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★☆ (高音好きの方★5)

※☆0.51.0

 

あとがきとして、今回も予定を変更して多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンの新商品のレビューをしてみました。複数BA及び多ドラハイブリッド中価格中華イヤホンも今後も挑戦していきたいと考えています。日々進化を見せる中華イヤホンにはこれからも非常に楽しみですね。

今後も気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ