みぃねこの備忘録

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KZ AS06 CCA C10 KZ ZS7の比較レビュー

こんにちは。

早いものでもう2019年の1月が終わり2月に入ってしまいました。昨年末に色々ポチった商品を未だに整理しきれていません。年末のPC初期化が最大の誤算でした。それでも購入した商品の棚卸として空箱の山を処分しようと整理したところ、結果燃えるごみの袋が2袋になるという改めて恐ろしいほど散財、、いや自分に投資したと思っている今日この頃です。

さて、今回もいつもの1BA+1DD中華イヤホンではなく、昨年末に購入した多ドラの中から話題の以下機種をまとめて3つの比較レビュー編としてまとめていきたいと思います。

比較したイヤホンは3BAのKZ AS06と4BA+1DDのCCA C10及び、KZ ZS7です。


AS06はAliExpressのKZ Global Store(@KEarphones)から購入しています。


ja.aliexpress.com

 

CCA C10とZS7はAliExpressのWooeasy Earphones Store(@hulang9078)から購入しています。

 

ja.aliexpress.com


ja.aliexpress.com

 

この3機種は国内amazonでも取り扱いが始まっています。少々高くてもすぐに手に入れたい。不良だった時に安心の保証が欲しい方はamazonからの購入をお勧めします(2019年2月1日現在)。

 

 

 

 

今回は個々のレビューは話題の機種ということもあり他のブログにでも既に取り上げられておりますので割愛し、比較を中心にまとめたいと思います。

先ずは各機種ごとに基本となるレビューをまとめます。

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前提としてイヤピ交換で装着性を上げるとともに、付属品を使用した音質と傾向が変わらないこと。リケーブルでは極端に高音や低音が強調されずに解像感が上がったり音量が取りやすくなる等の本来の性能を引き出すタイプを使用しています。

 

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※見た目も疎かにしないリケーブル

 

DAPは多ドラには相応のものとしてiBasso DX150直挿しアンバランス接続としています。

ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。

 

【KZ AS06レビュー】

ドライバ構成
 3BAのドライバ構成です。
 5BAのKZ AS10から高音と中音を担当するBAを減らしています。
形状
 同社のAS10とシェルの形状が一緒です。
 シェルの材質は樹脂のみです。

付属品

 いつものKZのSML各サイズ1セットとケーブル。

 ケーブルはAS10と同様の耳掛けチューブ加工有(ワイヤー無)の編込みタイプです。

 リケーブルなしでも使えます。

装着性

 AS10はシェル形状が変わりZS10より装着性が改善しています。

 AS06はシェル形状がAS10と一緒です。

 AS10で問題ない方は装着性は良好と思います。

音質傾向

 DAPはDX150。イヤピはAET07。yyx4761へリケーブルした評価です。

 一言でいうと高音中音低音全域で元気に鳴る弱ドンシャリです。

 それ故に少しボーカルに少し粗さを感じます。

 高音はBA一つと思えないほどキラキラしていて量感多め。

 中音は凹むことなく高音低音に負けていませんが強くはありません。

 特筆すべきは低音です。

 かなり量感を持った鳴り方をしますが流石にDDのような深さはありません。

 ですがBAの低音としてはかなり良いと思います。

まとめ

 amazonで4,000円台後半の価格で販売されています。

 他の3ドライバ構成の機種と同じ価格帯です。

 ですが5BAのAS10が現在5,000円台で購入できるので割高感があります。

 派手な音が好きでロック等をよく聴く方にお勧めできます。

 

【CCA C10レビュー】

ドライバ構成
 4BA+1DDのKZ ZS10と同じドライバ構成です。
形状
 KZ ZSNのシェルと似ていて背面が金属なのも一緒です。
 フェイスプレートの厚みが少しあります。
 シェルの材質は本体が樹脂で背面が金属です。

付属品

 KZ付属品と一緒のものがSML各サイズ1セットと装着済みがZSNと同じもの。

 ケーブルはイヤホン側コネクタが異なりますがAS10と同様のタイプ。

 耳掛けチューブ加工有(ワイヤー無)の編込みタイプです。

 リケーブルなしでも使えます。

装着性

 KZ ZSNも装着性は良かったです。

 そのためC10はAS10よりも装着性が良かったです。

 ZSNで問題ない方は装着性は良好と思います。

音質傾向

 DAPはDX150。イヤピはAET07。kbf4736へリケーブルした評価です。

 一言でいうと高音中音低音全域でクリアにすっきりと鳴ります。

 4BA+1DDとは思えないなめらかさを感じます。

 また強調した音域が無く強いて云えば中低音寄りに感じます。

 高音は十分にキラキラしていますがすっきりしています。

 中音は4BA+1DDの不自然なつながりを感じません。

 ボーカルもなめらかに聴こえます。

 低音は量感は十分でDDの強い低音を感じキレもあります。

 ベースラインも追いやすいです。

 ですがDDの低音としては浅めにも感じます。

 まとめ

 amazonで5,000円台後半の価格で販売されています。

 他の5ドライバ構成の機種と同じ価格帯です。

 5BAのAS10も現在5,000円台。後で紹介するZS7も5,000円台後半。

 4BA+1DDのZS10は4000円台で購入できます。

 それぞれに良さがありますが最新好きの方は押さえておきたいですね。

 非常にバランスよくまとまった優等生といえお勧めできます。

 

【KZ ZS7レビュー】

ドライバ構成
 4BA+1DDの同社ZS10と同じドライバ構成です。
形状
 KZ ZS6のシェルとほぼ一緒でシェル背面のダクトのデザインが異なります。
 フェイスプレートをZS6と交換できる互換性?があります。
 シェルの材質は金属です。

付属品

 いつものKZ付属品がSML各サイズ1セット。

 ケーブルはAS10と同様のタイプ。

 耳掛けチューブ加工有(ワイヤー有)の編込みタイプです。

 リケーブルなしでも使えます。

装着性

 KZ ZS6の装着性は万人向けではなく人を選びました。

 そのためZS7も装着性は評価が分かれると思います。

 ZS6で問題ない方は装着性は悪くないと思います。

音質傾向

 DAPはDX150。イヤピはAET06。yyx4733へリケーブルした評価です。

 一言でいうと中低音寄りの弱ドンシャリです。

 高音中音低音全域でKZとは思えないほどクリアに鳴ります。

 KZの4BA+1DDとは思えないなめらかさも感じます。

 高音は十分にキラキラしていますがクリアです。

 曲によって主張が強くなります。

 中音は4BA+1DDの不自然なつながりを感じません。

 ボーカルは聴きやすく曲によって近く感じます。

 低音はしっかり主張し量感は十分でDDの深く強さを感じます。

 深いところまで強く出そうとしている傾向を感じます。

 そのためベースラインは十分追えますがやや追いにくく感じます。

 まとめ

 amazonで5,000円台後半の価格で販売されています。

 他の5ドライバ構成の機種と同じ価格帯です。

 5BAのAS10も現在5,000円台。

 先に紹介したCCA C10も5,000円台後半で購入できます。

 最新好きの方はC10との比較が気になると思います。

 この際一緒に押さえて聴き比べしてみてはいかがでしょうか。

 中低音寄りの弱ドンシャリでバランスよくまとまっていてお勧めできます。

 

以上、3機種の要点をまとめてみました。

次に3機種の比較ですが項目ごとにまとめます。

 

高音

 AS06 > ZS7 > C10

 圧倒的なKZサウンド

 C10はベクトルが違うまとめ方。

中音

 C10 ≧ ZS7 > AS06

 高中低音のつながりとなめらかさのC10。

 ZS7の方が好きという意見も分かります。最後の優越は好みです(汗

 3BAには分が悪い。

低音

 ZS7 > C10 > AS06

 DDの強く深い低音には敵わない。

 C10はベースラインが優秀。

 BAとして優秀も分が悪い。

ボーカル

 C10 ≧ ZS7 > AS06

 クリアでなめらかなC10。

 近くて艶のあるZS7。甲乙つけがたいですが最後は好みで。

音場

 C10 > ZS7 ≧ AS06

 クリアですっきりとなめらかさのあるC10が一歩リード

分離

 ZS7 ≧ AS06 ≧ C10

 強いて云えば音数が多く主張が強い順に。

総合評価

 C10 ≧ ZS7 > AS06

 C10の高中低音のつながりはかなりレベルが高くなめらかな中音域。

 ZS7のKZらしからぬ上手くまとめられたサウンドのレベルは高い。

 AS06の個別評価は高いが相手が悪い。価格相応より上のレベルは間違いない。

 

まとめとして、総合評価でも触れましたがCCA C10とKZ ZS7はこの価格帯の多ドラとしてはかなりレベルが高く、恐らく殆どの方が満足していただける音質と云えそうです。この2つに関しては聴く人の嗜好によって評価が分かれるのではないでしょうか。

そしてAS06ですが、ドライバ構成も価格もクラスが一つ下となり今回の相手は何れも5ドライバの4BA+1DDと相手が悪く比較対象としては適切ではなかったかもしれません(年末の話題の3機種というテーマが仇になりました)。もし個別でレビューをまとめていたら間違いなくお勧めするできるイヤホンとして評価していたことを付け加えさせていただきます。

そのため急遽参考としてCCA C10とKZ ZS7との比較としてKZ AS10とした場合を以下まとめておきます。

 

高音

 ZS7 > C10 ≧ AS10

中音

 C10 ≧ AS10 ≧ ZS7

低音

 ZS7 > C10 > AS10

ボーカル

 C10 ≧ AS10 ≧ ZS7

音場

 AS10 ≧ C10 > ZS7

分離

 AS10 ≧ ZS7 ≧ C10

総合評価

 C10 ≧ AS10 ≧ ZS7

 

まとめとして、AS10の5BAは伊達じゃないということを感じられる結果ではないでしょうか。

 

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※参考にKZ ZS10、CCA C10、KZ AS10の比較画像も添付しておきます。

 

最後に、今回は年末に話題となった3機種の何れも4,000円台後半から5,000円台後半で買える中価格中華多ドライヤホンの紹介となりました。現在amazonでも取り扱いが始まっていて直近のセールでは4,000円台で購入できたようです。一方AliExpressでは3,000円台前半から後半で購入でき、C10に限っては3,000円を切ることもあるそうですが入手性に少々難があります。そして、これまでの低価格中華イヤホンより少し価格が上となりますが、そのクオリティは十分満足できる内容となっていますので低価格中華イヤホンからのステップアップを考えていて少しでも気になった方は安心確実なamazonを。少しでも安い方が良い方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

 

KZ AS06

以下、yyx4762ケーブル、AET07イヤピM使用
高音★★★★
中音★★★☆
低音★★★★☆
音場★★★☆
分離★★★☆
お勧め度★★★★☆

※☆0.5、★1.0

 

CCA C10

以下、kbf4736ケーブル、AET07イヤピM使用
高音★★★☆
中音★★★★★
低音★★★★☆
音場★★★★
分離★★★☆
お勧め度★★★★★(KZ ZS10の上位互換)

※☆0.5、★1.0

 

KZ ZS7

以下、yyx4733ケーブル、AET06イヤピM使用

高音★★★★
中音★★★★☆
低音★★★★★
音場★★★☆
分離★★★☆
お勧め度★★★★★

※☆0.5、★1.0

 

KZ AS10

以下、yyx4762ケーブル、AET07イヤピM使用
高音★★★☆
中音★★★★☆
低音★★★★☆
音場★★★★
分離★★★★
お勧め度★★★★★

※☆0.5、★1.0


あとがきとして、今回もいつもの1BA+1DD低価格中華イヤホンではなく複数ドライバ、4BA+1DDと3BA及び、5BAの中価格中華イヤホンの比較レビューに挑戦してみました。年末年始に個別でレビューするつもりが結局まとめてしまい、しかもこの時期に。正直機を逸した感が否めません。ですが前回同様に2019年の新しいチャレンジとして取り組んでいきたいと考えています。

今後も気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ