みぃねこの備忘録

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TRN IM1レビュー

こんにちは。
今回も1BA+1DDイヤホンレビュー編第二章、8回目として先日発売されたTRN IM1についてレビューをまとめたいと思います。
今回はAliExpressのNiceHCK Audio Storeから購入しています。

 

ja.aliexpress.com

 

現在(2018年12月1日)amazonでおなじみのWTSUN Audio(Easy earphones)で取り扱いが始まっています。

 

 

TRN IM1は中華イヤホンメーカーTRN Audioの新製品でみぃねこはこれまでにV20、V60(手放した)、V80を購入していて気に入っています。V20は以前レビューをしていて中低音寄りの特徴のイヤホンとまとめています。V80は手持ちの他の2BA+2DDの構成の中でも特にお気に入りの一つです。そのTRNから新作1BA+1DDイヤホンの発売ということで最早コレクター化したみぃねことしては迷うことなくオーダーしています。

納期としては今年11月上旬に購入先のNiceHCK(@hckexin)のTwitterにツイートされ即オーダーし11月下旬に届いていますが今月のAliExpressの11.11(独身の日)セールの物流の影響なのか、いつもの受注してから仕入れなのか、はたまた両方なのか真偽不明ですが前日にオーダーしたCCA C04の方が10日程早く届いていて、IM1は20日間程での到着となりました。実はAliExpressで今回初めてNiceHCKへオーダーしています。いつもはWooeasy(Easy)ばかりなのですが新製品のプロモーションツイートを両社が競うよう行っていてこの時半日ほど待ってみたものの行われず、翌日のプロモーションとなっています。そのため待つのが苦手なみぃねこは先行しているNiceHCKへオーダーしています。両者ともAliExpressやAmazonでは有名どころであり購入後の保証も信頼できるセラーだと思いますし、メッセージのやり取りもそれぞれ特徴があってなかなか楽しいんですよね。この楽しさは皆さんにも味わって頂きたいなぁと考えていて今後備忘録としてまとめてみたいと考えています。

ただし、一般的にAliExpressでの購入では国内で購入するより安いが届くのに少し日数が掛かることと、心配なのが「届かない、不良品だった、頼んだものと違うものが届いた」というような今や国内ネットショッピング大手ではあり得ないことが稀(?)に起こるデメリット(リスク)です。それでも国内で発売前の商品を入手できたり国内より安く入手できるメリットを比較した場合に止められない魅力があり、みぃねこは活用しています。なおこのリスクに不安がある方には全くお勧めできませんので国内amazon等での購入をお勧めします。
それでは、早速TRN IM1のレビューを以下、まとめていきます。
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パッケージングはV20同様に白箱を基調とし赤のベースのメーカーロゴが印字されていて高級感を演出し、更にIM1ではスリーブタイプとなっています。
スリーブの表にはイヤホン画像をプリントし、裏には会社住所等が記載された他の中華イヤホンとほぼ同様のパッケージングですが、内箱をスライドさせ取り出すと高価格帯で採用されるマグネットキャッチ内臓の箱でこだわりを感じる仕上げとなっていて更に高級感を煽ります。

そして内箱を開けたときに真っ先に飛び込んでくるイヤホン背面のフェイスプレートがシルバーの輝きを魅せます。これは高価なアクセサリーを開封するようなドキドキを与えてくれる上々の演出と云えそうです。IM1はこれまでレビューした低価格イヤホンより少し上の価格帯を意識したような製品なのかもしれませんね。

そしてスペックはもちろん3,000円前後及び以下の低価格中華イヤホンのスタンダード、1BA+1DDのハイブリッドです。もちろんBAが高音域を、DDが中低音域を主に担当していてそれぞれの強さを併せ持ちます。多ドラやハイブリッドで重要なのは高音域と低音域のクロスオーバーがチューニングの技術の見せどころでもあり、難しさでもあります。このチューニング次第でTrn IM1が「当り」か「外れ」という評価に繋がってくるといえます。
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ビルドクオリティですが、このTrn IM1は中華イヤホンで心配されるような各所の仕上りに雑なところを感じません。みぃねこは黒を選択しましたがカラーバリエーションは他に赤や青(濃紺)がありますがシルバーのフェイスプレートは共通です。また中華イヤホンと云えばお約束のオマージュですが、TFZの某製品に似ていると評判の様です。本家を持っていないみぃねこが画像で確認した限りでは確かにシェル本体の造形が似ていて特にフェイスプレートは金属プレートの上に透明な樹脂プレートを張り合わせる等、かなり手が込んでいます。

余談として加工技術的なお話になりますが透明樹脂を貼り合わせる場合、貼り合わせ面の素材ごとの接着剤の選択、量がその透過性の確保に非常に重要で失敗すると気泡が目立ち残念な仕上りになります。例えばスマホにフィルムを貼って気泡が残ったままの画面を想像してみてください。、、、残念ですよね。この技術を見た時にみぃねこは中国の技術の高さに感心するとともに侮れないという危機感を再認識しました。(何目線?)

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本体はZS4より一回り小さいです。ZSNよりは本体が厚くC04と同等となっていますが、C04同様にフェイスプレートが小さ目のため全体としてコンパクトな印象で重さはほぼ一緒です。あらためて画像で比較するとZS4の形状に似ていますが、耳への装着性はZS4同様に良さそうです。
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付属品はイヤーピースがV20同様のシリコンS、M、Lの3種と、ケーブルです。
みぃねこは付属品イヤーピースのMサイズ(本体装着済)のままを使用して耳へのフィット感は悪くなかったのですが低音が少し軽く感じたため手持ちのイヤピを色々試した結果、一周回ってファイナルEタイプMサイズに落ち着きました。これはIM1の刺さりはないが少し高音域の主張が強い傾向と付属品イヤピでは低音が本来の実力を発揮していない(もっと出来る子)と感じたためです。ちなみに試した中で最近手に入れた七福神商事の丸七イヤピでは中音域をそのままに高音を強くして低音を弱くする傾向がありますので不採用(個人的意見)でしたが、Yinyoo HQ6やKZ AS10では好印象だったので相性と云えそうですよね。

KZやTRNに付属のイヤピはZSNやZS4等の一部を除き抜け落ちたり低音がスカスカになったりで個人的に交換必須です。この辺りは個人差やステムの角度等も関係していると思います。

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付属ケーブルはV20と同じ黒の編込みタイプです。使用感は悪くなくシュア掛け用にチューブで癖付けがあり全体的にしなやかな4芯銅線タイプとなります。これはZST等のゴムゴムとは大違いで、そのまま使用できるのが嬉しいですよね。

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今回も再生環境はiPhone6s、直挿しです。以前のZSNレビュー後に再生環境を一新しSEは手放しています。SEと6sは再生周りの性能に殆ど差がないか同じということ。ZSNで比較し殆ど有意差を感じなかったため傾向に違いは無いと判断しています。またSEの代わりとしてShanling M0を入手していますが、こちらは6sとの違いを感じたため、6sを使用することでこれまでのレビューとの相関を保ちたいと考えていますので、ご容赦ください。

詳細は前回の「Shanling M0とiPhone 6sをDAPとして比較」をご覧ください。

 

miineco106.hatenadiary.jp


それでは実際に聴いてみます。
ソースは宇多田ヒカル/First Love、平井堅/瞳をとじて倖田來未/Moon Crying。高音低音域の確認用に松岡充/SURPRISE-DRIVEです。
イヤピは先述の通りファイナルEタイプに交換しています。

箱出しで聴いてみた第一印象は「高中低音域全てですっきりしていて強調された音域がなくバランスが良い」でした。(もちろんスマホ付属品とは大違いです。)
音場は広くも狭くもなく普通で音の分離感は良好です。
ボーカルは近くも遠くもなく普通で、曲によってやや近く感じます。
低音は量感が十分で締りがありキレもありますが沈み込みも十分に感じ、ベースラインも追いやすい印象です。
高音もキラキラ感があり刺さるか刺さらないかのところで上手くまとめていて低音に埋もれることはありません。傾向として高音低音をやや主張させながらも中音域、ボーカルをクリアに埋もれさせないようなバランスです。
一言で云えばTRN IM1はややドンシャリとなるのですがこれまでにレビューしたドンシャリ傾向のイヤホンでは中音域が低音のベースラインや高音のキラキラに影響を受けボーカルが濁ったり刺さりを感じました。しかしIM1では主張を感じるような高音と低音でも中音域、特にボーカルをクリアに聴くことができる上手いチューニングをしていると感じました。これは以前レビューしたRevoNext RX8もその傾向があり評価が高かったのですが、それよりも一枚上という印象です。特に低音ではRX8よりも量感を持ちながら締りとキレがあるように感じます。

また最近のレビューではKZ ZSNが中低音寄りのバランスの良さで高評価をしていましたが、それとは異なる音質傾向でバランスが良いイヤホンと云えドンシャリ好きのとの評価が分かれることになりそうです。
そして、箱出しインプレッションの後、エージングとして鳴らしこみを実施し、再度聴きこんでみました。
結果、箱出しの傾向はそのままに低音の締りが増し、高音のキラキラに伸びを感じよりドンシャリ感が増しましたが中音域のクリアさが損なわれることなく高中低音のバランスが更に良くなったなと感じました。
ではTRN IM1は当たりなの?外れなの?と問われたら「ドンシャリと一言で片付けられない良バランス」なので「一軍でその日聴きたい曲の気分で愛用するつもり」というのが個人的な評価です(答えになってない)。それはこれまでの1BA+1DD中華イヤホンで「高音質=強ドンシャリ=ボーカルがイマイチ」という構図を完全に過去のものにしてしまうほどの表現力をこのTRN IM1が魅せることで低価格中華イヤホンの次世代の幕開けなのかもしれません。その結果ユーザーの選択肢が増えることで益々悩ましい状況がこれからも続くのかもしれませんね。
さてTRN IM1はこれまでの低価格中華イヤホンのドンシャリとは違う「あのイヤホンとは違う~season3」バランスの良い表現力を持ったイヤホンであり、ドンシャリが兎に角好きという方は安定のKZ ZS4を。過度なドンシャリはちょっとという方に付属品も豪華なYinyoo Proを。
また、どんな曲にも相性が良いバランスの良いイヤホンはKZ ZSNとこれまでRevoNext RX8をお勧めしていましたが、今回からKZ ZSNとTRN IM1をお勧めします。そしてボーカルを中心に聴きたい方には、CCA C04やKZ ZSNがお勧めと云えそうです。(上記比較対象のイヤホンは過去レビューがありますので是非そちらも参照頂き購入の際の参考にしてみてください)
まとめとして、今回は3,000円以下で買えるお勧め中華イヤホンと比べ、現在amazonで3,000円後半とこれまでより少し価格が上となりますが、そのクオリティは十分満足できる内容となっていますので少しでも安く購入したい方はAliExpressでの購入も検討してみてくださいね。

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以下、付属ケーブル、ファイナルEタイプイヤピM使用
高音★★★☆(キラキラしても刺さらない)
中音★★★☆(ボーカルが埋もれずすっきりクリア)
低音★★★★(量感十分で締りとキレもある)
音場★★★
分離★★★
お勧め度★★★★(ZS4の音をバランス良く仕上げた音)

※☆0.5、★1.0


あとがきとして、これで18個目の1BA+1DD中華イヤホンのレビューを終えました。今後も気になる商品や1BA+1DDイヤホンの新商品が出れば追加でチェックしていきますのでよろしくお願いいたします。
沼にハマった者の戯言に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
みぃねこ